■白洲迅と新川優愛との3人は「芸能界“あるある”の構図」
――異性化する前の晶を白洲迅さん、晶の妻・苑子を新川優愛さんが演じますが、初共演となるお二人の印象はいかがですか?
優愛ちゃんはもっと女の子っぽいイメージだったんですけど、全然そんなことなくて(笑)。私、芸能界でトップクラスで着替えるの早いという特技があるんですけど、優愛ちゃんも同じくらい早いんですよ(笑)。メイク直しとかも「いいです! このままいきます」とか言うくらいサバサバしていて。趣味も車が好きだったり、休みの日はアニメと漫画と睡眠! みたいな、知れば知るほど女子っぽいところなくない!? ってなりましたね(笑)。
逆に白洲くんはクールでシュッとしたイメージだったんですけど、会ってみるとお弁当をず~っと食べているし、衣装合わせとかも私の2、3倍の時間がかかったという噂も聞きました(笑)。なので、ゆったりとした時間が流れている人なんだなという印象で、私と優愛ちゃんより、よっぽど女子っぽい気がします(笑)。でも、芸能界って女優さんが男っぽくって俳優さんが女の子っぽいってよく言われているので、まさにその“あるある”の構図なのかなと(笑)。
■女優と母の両立は「周りにすごく助けられているおかげ」
――とても面白いバランスの3人ですね! また、ご出産後初ドラマとなりました。YouTubeチャンネルで女優業と育児の両立は現実的に大変とおっしゃっていましたが、実際はいかがですか?
私の母が近くに住んでいて、撮影期間は旦那さんが母のもとに子どもを送り迎えするという生活を送ってくれて。周りにすごく助けられているおかげで安心してお仕事ができています。久しぶりに自分の時間というか、夏菜としていられるのも、現場で色んな方とお話しできるのが楽しくて(笑)。さらに、仕事を終えて家に帰って子どもの顔を見るのも幸せ。子育ても楽しんでいます! なので私自身、めっちゃハッピーで充実した生活を送れていますね。
――楽しそうにお話しされている姿からもハッピーな雰囲気を感じます。では最後にドラマの見どころをお願いします。
私も、今まで女性として夏菜として生きてきたけど、もっとこういう風に考えてもいいんじゃないかな、もっと柔軟に頭を働かせて生きてみてもいいんじゃないかなと感じました。女はこうあるべきだ、男はこうあるべきだとかそういう考えを取っ払ってくれるドラマだと思うので、気楽な気持ちで観てもらえたら嬉しいです。
■夏菜
1989年5月23日生まれ、埼玉県出身。2011年に映画『GANTZ』で注目を集め、2012年にはNHK連続テレビ小説『純と愛』のヒロイン・狩野純役で連ドラ初主演を果たし、その後も数々のドラマや映画に出演。今年3月に第1子となる女児を出産した。