俳優の寺尾聰が、日本テレビ系大型特番『24時間テレビ45』(8月27日18:30~)のスペシャルドラマ『無言館』(同21:00頃~)に出演することが31日、明らかになった。
劇団ひとりが監督・脚本、浅野忠信が主演を務める同作は、戦争で亡くなった画学生(=美術学校の学生)の作品を集めた実在する美術館「無言館」設立のために全国を駆け巡ったある男の物語で、実話をもとに描くもの。
寺尾は、「無言館」の開館にむけて立ち上がる主人公・窪島(浅野)に多大な影響を与え、共に全国各地を駆け巡る良きバディである洋画家・野見山暁治を演じる。
戦没画学生の絵を見に行こうと野見山に誘われたことがきっかけとなり、「無言館」の設立を思い立った窪島。野見山の存在がなければ、無言館の設立はなく、今作に欠かせない重要な役どころだ。窪島が運転する車で全国各地を訪れた2人は、遺族らと出逢い、絵に込められた戦没画学生の思いに触れる中で、時に壁にぶつかり、過去への思いを巡らせながら「無言館」設立に向けて奔走していく。そしてラストには、窪島のひた向きな思いが、50年の時を超えた感動の奇跡を呼び起こす。
ほかにも、戦没画学生の遺族・恋人役に大地康雄、笹野高史、でんでん、由紀さおり、檀ふみが決定。窪島の友人の美術商役に皆川猿時、古くなった絵を修復する絵画修復家役で渡辺真起子が出演する。
劇団ひとりは「まだまだ撮影は序盤ですが、名優たちの人間味あふれる芝居に魅せられる毎日です。ただ頷くだけで、ただ見つめるだけで、なんとまぁ絵になることか。この感動を皆さんと共有できる日を楽しみにしております」とコメント。
寺尾は「劇団ひとり、脚本・監督。二足でも三足でもワラジを履けば良い。そんなヤツはこの世界に何人もいないのだから!この多才な彼が創り出すドラマに大きな期待が膨らむ。俳優・浅野忠信には以前から惹かれるものがあった。2人で1つの画面に入ると、何とも不思議な感がある。相性なのかもしれない。次は時代劇?刑事物?やれたらオモシロイかも?先ずは今回のドラマ8月27日放送に、乞御期待」と話している。