北海道に遊びに行ってみたいけど、広すぎてどこに行ったらいいか分からない……。今回はそんな北海道ビギナーの方におすすめする北海道の魅力が詰まったスポットやグルメを、観光のプロである北海道観光振興機構の方に聞いてみました。

どこまでも続く絶景の直線道路

国道244号線から334号線の全長約28.1kmにも及ぶ道路で、「北海道感動の瞬間100選」に選出されている「天に続く道」。

  • 天に続く道 提供:知床斜里町観光協会

果てしなく続く道が真っすぐ天に向かっているように見えることからそう呼ばれており、その姿は訪れた人が、「ほんとに天に続いていました!」と思わず口にしてしまうほど。

世界遺産の知床へ行く途中に立ち寄るなど、車でのドライブにも最高で、窓から見える牧歌的な雰囲気が「THE北海道」を感じさせてくれます。青空がどこまでも続いていく日中もいいですが、広大な大地が赤く染まっていく夕暮れ時も味わいがあっておすすめですよ。

天に続く道
●北海道斜里郡斜里町峰浜

歴史とロマンの街「小樽」

小樽にはよく遊びに行くんですが、小樽運河は定番ですね。北海道開拓における海運を支えた歴史ある水路で、運河沿いには昔ながらの石造り倉庫が建ち並び、石畳の散策路が敷かれています。

  • 小樽運河 提供:小樽市産業港湾部 観光振興室

夕暮れ時になると散策路に設置された63基のガス灯に明かりが灯り、柔らかい光があたりを包み込みます。四季折々に表情を変える小樽運河を巡るデイクルーズはもちろん、ロマンチックな夜の水上散歩を楽しめるナイトクルーズもおすすめです。

また、小樽は観光スポットが密集しているため、札幌から日帰りで遊びに行ったり、交通手段を気にせず徒歩で旅行が満喫できたりします。ふらっと訪れてもなにかしらの出会いがある、そんな場所です。

小樽運河
●小樽市港町5 小樽運河

花々が咲き誇る色彩の楽園

富良野エリアの中でも圧倒的な広さを誇る「ファーム富田」。ここでは見渡す限りのラベンダーと季節の花が広がっています。中でも七色の鮮やかな花々がゆるやかな丘を彩る「彩りの畑」、約1万平方mの斜面をラベンダーが埋め尽くす「トラディショナルラベンダー畑」は必見です。

  • ファーム富田 提供:ファーム富田

ラベンダーは7月が見頃ですが、秋口まではさまざまな季節の花が咲いているため、夏はもちろん、8月や9月でも美しい景色を楽しめます。また、6月中旬から8月下旬まではJR富良野線の臨時列車「富良野・美瑛ノロッコ号」が停車する臨時駅「ラベンダー畑駅(ファーム富田から徒歩約7分)」が開業。列車の車窓からは雄大な景色を楽しむことができます。

ファーム富田
●北海道空知郡中富良野町基線北15号

地形と街並みが生み出す絶景

道内には有名な夜景スポットがいくつかありますが、中でもおすすめは函館山の山頂から見る夜景。「ミシュランガイドブック」に三つ星として掲載された「極上の眺望」です。

  • 函館山 提供:函館山ロープウェイ

澄んだ海に挟まれた扇形の地形、そしてきらきらと輝く函館の街並み。あれほどきれいな夜景が見られる場所は他にはないと思います。訪れる際には夕暮れ時がおすすめですね。青い空が黒くゆっくりと染まって夜景へと移り変わっていく様子がとてもきれいですよ。

函館山
●北海道函館市

現地で味わう鮮度100%のウニ

北海道のグルメといえば新鮮な海の幸。カニやいくらなどが有名ですが、今回おすすめしたいのはウニです。一年を通して水揚げされるウニですが、中でもキタムラサキウニやエゾバフンウニが7~8月の夏の時期に旬を迎えます。

  • ウニ 提供:積丹観光協会

産卵に向け栄養をいっぱいため込んだウニは身の色合いがより鮮やかになり、甘みも全然違います。水揚げ自体は道内各地でされていますが、中でも「利尻・礼文」や「積丹」がおすすめ。市場に出回らないような取れたてのウニを楽しむことができます。

「今まで食べていたウニはウニじゃなかった!」と思ってしまう人がいるくらいの、現地でしか味わえない極上の味を堪能してみてください。

今回すてきな北海道の魅力を紹介してくれた北海道観光振興機構は、LINE公式アカウントにて、旬な北海道の観光情報を配信中です。興味のある方はチェックしてみてください。