オモヤは7月26日、「日本のわんちゃんの肥満割合&肥満になる原因と対策」に関する調査の結果を発表した。調査は6月21日〜24日、犬を飼っている人とペット(犬)に関わる仕事についている人(獣医師、ペット栄養士、ドッグトレーナーなど)1,010人を対象に行われたもの。
まず、犬を飼っている人に、犬のサイズを聞いたところ、「小型犬」が70%で最も多く、次いで「中型犬」(26.5%)、「大型犬」(3.5%)が続いた。犬の体型について尋ねると、「標準体型だと思う」が56.4%で最多となり、以下「少し太っていると思う」(25.2%)、「少し痩せていると思う」(9.4%)が続いている。
続いて、おやつをあげている頻度について聞いてみると、「一日に1、2回」が60.3%で最も多く、次いで「おやつはほとんどあげていない」(18.7%)、「一日に3、4回」(15.3%)が続いた。
おやつをあげるタイミングについては、「ご褒美、しつけとして何かを与えるときに」(63.9%)、「散歩に行くとき、または帰ったとき」(25.3%)、「わんちゃんが欲しがったとき」(25.0%)となった。
おやつのカロリーや栄養素を気にしているかについては、「やや気にしている」が45.6%で最も多く、次いで「あまり気にしていない」(26.1%)、「とても気にしている」(20.2%)が続いた。
犬にダイエットをさせているか聞いてみると、「させていない」が85.1%、「させている」が14.9%となった。ダイエット方法については、「ドッグフードやおやつを低カロリーのものにする」(73.7%)、「おやつを与えすぎない」(56.6%)、「頻繁に散歩に連れていく」(32.9%)の順に多い結果となった。
次に、ペット(犬)に関する仕事についている人に、犬の肥満について聞いてみた。まず、日本で飼育されている犬はどれくらいの割合で肥満だと思うか尋ねたところ、「4割〜5割」の回答が39.7%で最も多く、次いで「2割〜3割」(31.7%)、「6割〜7割」(16.4%)が続いている。合わせて6割近くが、4割以上の犬が肥満だと考えている事が分かった。
犬が肥満になる原因について尋ねると、「高カロリーな食事」(64.3%)、「おやつの与えすぎ」(59.1%)、「運動不足」(56.7%)の順に多い結果となった。
肥満によるリスクについては、「関節の疾患」(55.5%)の回答が最も多く、以下「心臓の疾患」(49.7%)、「椎間板ヘルニア」(48.5%)、「糖尿病」(47.7%)、「呼吸器の疾患」(43.3%)が続いている。