青春出版社はこのほど、書籍『結局、年金は何歳でもらうのが一番トクなのか』(1,089円)を発売した。

  • 『結局、年金は何歳でもらうのが一番トクなのか』(1,089円)

2022年4月に年金が改正され、年金受け取り年齢を75歳まで遅らせることができるようになった。受け取り開始年齢が遅くなるほど年金額が増えていくようになったが、「結局、年金をいつ、どう受給すれば一番トクなのか」と困惑している会社員も少なくない。同書では「難しい説明や計算は一切なし」で、年金の受け取り年齢に悩む人に向け、自分にベストな年金の受け取り方法を解説している。

同書の著者は、社会保険労務士で2級ファイナンシャルプランニング技能士、増田社会保険労務士事務所所長の増田 豊(ますだ・ゆたか)氏。増田氏によると、「受け取り年齢を繰り下げれば、トータルで年金受給額が増えるとは限らない」という。

同書では、年金のプロ・増田氏が、複雑な年金システムを、多くの図解と「プラス12年の法則」「夫婦の年齢差の法則」など、誰にでもわかるポイントで説明。年金を多く受け取るためにと、受け取り開始年齢をやみくもに遅らせるのではなく、「もっとも多く受け取るには、こう考えるのがいい」と、「年金戦略の指標」を示している。

内容は、「年金大改正の5大ポイント」「『プラス12年の法則』で、自分の年金の損益分岐点を知っておこう」「受け取れたはずの年金がもらえなくなる!『5年時効ルール』には要注意」「『配偶者との年齢差』で変わる受給開始のタイミング」「繰り下げ中の年金空白期間の生活費の対応法」「自営業・フリーランスになったら、年金をどう考えるか」など。