女優の生駒里奈が主演を務めるABCテレビの7月クール新ドラマ『OTHELLO(オセロ)』(ABCテレビ24日スタート毎週日曜24:50~、テレビ神奈川26日スタート毎週火曜23:00~※TVer・GYAO! にて見逃し配信あり)のメインビジュアルと追加キャストが21日に公開された。
同作は、『リング』『貞子』シリーズで「ジャパニーズホラー」というジャンルを確立した鈴木光司氏による完全オリジナル作品で、大阪の小劇団「ENGINE」(エンジン)の劇団員たちが1本のVHSビデオテープをきっかけに次々と怪奇現象に襲われるというストーリー。モノクロで仕上げられたメインビジュアルには「呪ワレタ舞台、主役ヲ演ジルト死ヌ」と恐ろしい展開を予感させる言葉が綴られている。
このたび、オカルト界のインフルエンサー役として松原タニシの出演が決定。オカルト動画で月500万円以上稼いでいる有名インフルエンサーで、劇団の怪奇現象の原因を突き詰め、あわよくば自分もバズりたいと稽古場に宿泊することを志願する。松原は「事故物件住みます芸人という役どころを、事故物件住みます芸人が演じるという、現実なのか虚構なのか自分でもわからなくなる不思議な体験をさせていただきました。果たしてどっちが本当の自分なのか。そして僕はどうなってしまうのか」とコメント。生駒は「服が個性的で、なおかつお芝居も個性的で、ドラマに独特の彩りを与えて下さいました。ひょっこり出てくるシーンでご一緒したのですが、登場シーンがホラーでした(笑)。次は怖い話をたくさん聞かせてください!」とメッセージを寄せた。
市川九團次が演じるのは、ナゾの修験者鐘尾磨久須。劇団の主宰・重森が連れてきた、怪奇現象を止めるための「最後の切り札」。特徴的なハイトーンボイスで、除霊グッズを高値で売りさばく。胡散臭いお経をとなえながら除霊するが効果はあるのか。市川は「霊能者でありますが、どこかインチキ臭さの一面も持ち合わせたお役で、劇団員の恐れ苦しみの日々の中で、切り札として投入されます。実際に磨久須の祈祷や水晶、そして、護符がどのような効力を持つのか」と役どころを説明。生駒は「目力と台詞の強さが凄すぎました!! 1つひとつの言動が歌舞伎の作品から出てきたようなインパクトで、間近で見ることが出来て嬉しかったです!!」と喜びを語った。
そして、鈴木氏が正体不明の霊能者・太田無軌道役としてカメオ出演。怪奇現象の噂を嗅ぎ付け、山奥から降りてきた正体不明の霊能者でなぜか右手に自撮り棒を持っている。自分が注目されていないと分かると、急に人が変わったかのように駄々をこねるという役どころだ。鈴木は「実はカメオ出演のマニア」と明かし映画『リング』の続編『らせん』では遊園地で子どもとたわむれる父親役、映画『アイズ』では呪われて死ぬバスの運転手役、連続ドラマ『あの子が生まれる』では大病院の院長役(ピエロ)を演じてきたことを振り返る。「アドリブで台詞を増やしてまさにやりたい放題、もはやカメオの域を越えてしまった。無軌道な小説家が演じる太田無軌道なだけに、鬼気迫るものがあるぞ」とアピール。生駒は「初対面が衣装を着られた状態で……。ホラー界の巨匠らしい不思議なオーラを放ちながら弁慶のように座っていらっしゃいました(笑)」と話した。
生駒は「キャストの皆さん本当に素敵な方々で、ホラー作品ではありますが、笑い声や、芝居についてのディスカッションが絶えない現場でした。皆さんとご一緒することが出来て、本当によかったです! ドラマ『OTHELLO』、お楽しみに」と呼びかけた。