食品や日用品、電気、ガソリンなど、身の回りのさまざまなものが値上がりしている2022年。中でも、先日発表されたiPhone、Apple製品の値上げには驚いた方も多かったのではないでしょうか。

そこで今回は、大手キャリアがiPhone、Apple製品をいつから値上げするのか、また、価格はどう変わるのかをご紹介します。iPhone、Appleユーザーの方はチェックしてみましょう。

  • docomo、au、ソフトバンク、楽天モバイルのiPhoneはそれぞれいくら高くなった?

■iPhone、Apple製品は何がいくらになる?

Appleは7月1日、直営店やオンラインのiPhoneなどの価格を、最大2割引き上げました。その理由は明らかにされていませんが、ここ最近の円安が影響しているものとみられます。

Appleの公式ホームページによると、最新機種である「iPhone13」は、これまでより1万9,000円高い11万7,800円から販売されることに。また、これに追随する形で、大手キャリアもiPhone、Apple製品の値上げを実施しています。

代表的なiPhoneやその他の製品は各社でいくらとなるのか、また、価格改定の実施日はいつなのか、以下にまとめました。

<docomo>

docomoでは、7月15日および7月19日より価格改定が行われます。値上げにより何がいくらになるのか見てみましょう。

7月15日より価格改定の商品

・iPhone 13
128GB  11万1,672円→13万8,380円
256GB  12万5,136円→15万8,180円
512GB  16万4,736円→19万9,430円

・iPhone 13 mini
128GB  9万8,208円→11万6,710円
256GB  12万384円→14万800円
512GB  15万1,272円→17万6,660円

・iPhone 13 Pro
128 GB  14万2,560円→17万2,810円
256GB  16万5,528円→19万5,030円
512GB  19万7,208円→23万2,650円
1TB  22万6,512円→26万7,410円

・iPhone 13 Pro Max
128GB  16万5,528円→19万7,230円
256GB  18万2,160円→21万4,610円
512GB  21万3,048円→24万8,160円
1TB  24万3,144円→27万5,550円

7月19日より価格改定の商品

・Apple Watch Series 7
41mm  6万800円→7万3,800円
45mm  6万4,900円→7万7,800円

・Apple Watch SE
40mm  3万8,280円→4万7,800円
44mm  4万1,580円→5万1,800円

このほか、キーボードやアダプタ、ケーブル、充電器などのアクセサリ類も数百円~1万円程度の値上げとなります。

<au>

auでは、7月15日よりiPhoneの価格が以下のように変更されます。

・iPhone 12
64GB 9万4,485円→11万1,855円
128GB 10万15円→11万8,420円

・iPhone 12 mini
64GB 7万1,650円→9万4,855円
128GB 7万7,125円→10万2,360円

・iPhone SE(第3世代)
64GB 6万5,335円→7万935円
128GB 7万5,190円→8万2,190円
256GB 9万3,720円→10万3,415円

・iPhone 13
128GB 11万5,020円→13万7,295円
256GB 12万8,970円→15万4,770円
512GB 15万6,995円→18万9,590円

・iPhone 13 mini
128GB 10万1,070円→11万6,310円
256GB 11万5,020円→13万3,780円
512GB 14万3,040円→16万8,720円

・iPhone13 Pro
128GB 14万3,040円→16万8,720円
256GB 15万6,995円→18万6,070円
512GB 18万5,015円→22万1,130円
1TB 21万2,920円→25万6,065円

・iPhone13 Pro Max
128GB 15万6,995円→18万6,190円
256GB 17万945円→20万3,660円
512GB 19万8,965円→23万8,485円
1TB 22万6,870円→27万3,540円

<ソフトバンク>

ソフトバンクおよびワイモバイルでは、7月13日より値上げが実施されました。

・iPhone12
64GB 9万5,040円→11万1,600円
128GB 10万80円→11万9,520円
256GB 11万2,320円→13万5,360円

・iPhone12mini
64GB 7万1,280円→9万6,480円
128GB 7万6,320円→10万2,960円
256GB 10万80円→11万9,520円

・iPhone SE(第3世代)
64GB 6万7,680円→7万3,440円
128GB 7万4,880円→8万1,360円
256GB 9万円→9万9,360円

・iPhone13
128GB 11万5,920円→13万8,240円
256GB 12万9,600円→15万5,520円
512GB 15万7,680円→19万800円

・iPhone13 mini
128GB 10万1,520円→11万6,640円
256GB 11万5,920円→13万4,640円
512GB 14万4,000円→16万9,920円

・iPhone13 Pro
128GB 14万4,000円→16万9,920円
256GB  15万7,680円→18万7,200円
512GB  18万6,480円→22万2,480円
1TB  21万4,560円→25万7,760円

・iPhone13 Pro Max
128GB  15万7,680円→18万7,200円
256GB  17万2,080円→20万5,200円
512GB  20万160円→24万480円
1TB 22万8,240円→27万5,760円

・Apple Watch SE
40mm 4万2,048円→5万1,840円
44mm 4万5,648円→5万5,440円

・Apple Watch Series 7
41mm 6万6,720円→8万640円
45mm 7万1,040円→8万4,960円

<楽天モバイル>

楽天モバイルは、4キャリアの中で最も早くiPhoneやApple製品の値上げを発表しました。「楽天市場」では7月6日から、楽天モバイル公式サイトや実店舗などでは7月8日(金)から値上げが実施されています。

・iPhone 12
64GB  7万7,440円→10万7,800円
128GB  8万2,380円→11万5,800円
256GB  9万4,800円→13万1,800円

・iPhone 12 mini
64GB  6万9,800円→9万2,800円
128GB  7万4,800円→9万9,800円
256GB  8万4,800円→11万5,800円

・iPhone SE(第3世代)
64GB  5万7,800円→6万6,800円
128GB  6万3,800円→7万3,800円
256GB  7万6,800円→8万9,800円

・iPhone 13
128GB  9万6,470円→12万3,800円
256GB  10万8,180円→13万9,800円
512GB  13万1,620円→17万1,800円

・iPhone 13 mini
128GB  7万8,400円→10万4,800円
256GB  9万6,400円→12万800円
512GB  11万9,900円→15万3,800円

・iPhone 13 Pro
128GB  12万2,800円→15万3,800円
256GB  13万4,800円→16万7,800円
512GB  15万8,800円→19万9,800円
1TB  18万2,800円→23万800円

・iPhone 13 Pro Max
128GB  13万4,800円→16万7,800円
256GB  14万6,800円→18万3,800円
512GB  17万800円→21万5,800円
1TB  19万4,800円→24万6,800円

このほか、Apple Watchやアクセサリ類も値上げの対象です。

■最も高くなった機種は?

今回のiPhone、Apple製品の値上げ内容を見ると、「少しの値上げ」とは言い難いほど大きく値段が上がっています。特に、高価格帯の機種ほど値上げの金額が大きく、「急激に高くなった」という印象です。

たとえば、iPhoneの中で最も高価な「iPhone 13 Pro Max 1TB」は、docomoとau、ソフトバンクの3キャリアでは、いずれも27万円台に値上げされています。特に、au、ソフトバンクでは、22万円台から27万円台へ一気に5万円近く上がっているのです。なお、楽天モバイルでは19万円台から24万円台へアップしました。

一方、iPhoneの中でも比較的安価で購入しやすい「iPhone SE(第3世代)64GB」は、au、ソフトバンクでは6万円台から7万円台へ、楽天モバイルでは5万円台から6万円台にアップしています。

ちなみに、docomo、au、ソフトバンクの3キャリアでは、iPhoneのほかiPadも値上げされています。たとえば、高価格帯の「12.9インチiPad Pro(第5世代)2TB」はdocomo、auでは約28万円から34万円台へ、ソフトバンクでは約30万円から37万円台へ数万円値上がりしました。

では、値上がりしたiPhoneを少しでも安く手に入れる方法はあるのでしょうか。まず、4キャリアの中では、楽天モバイルが最も安くiPhoneを購入できます。そのうえ、対象のiPhoneを購入するなど条件をクリアすると、最大2万4,000円相当の楽天ポイントが還元され、実質的な購入費用を抑えることが可能です。

また、値上げ後も、一部のiPhoneをセール価格で販売している家電量販店もあるようです。ただし、セール内容や時期は不透明ですので、近くの店舗に確認してみましょう。さらに、iPhone14が発売される際には、iPhone13が値下げされる可能性にも期待したいところですね。

■通信費を抑えられるよう、定期的な見直しを

今回のiPhone、Apple製品の値上げには唐突な印象があるうえ、値上げ幅も決して小さなものではありません。スマートフォンを利用している以上、機種変更は避けられないものですが、金銭的な負担は増していくように感じますよね。

せめて毎月の通信費は抑えられるよう、スマホの通話プランは定期的に見直すよう心がけましょう。