もうすぐ夏休み。お父さんとカブトムシやクワガタを探しに行くのを楽しみにしているお子さんも多いと思いますが……ちょっと待った!
その前に、昆虫採集のルールをお子さんと確認してみてはいかがでしょうか。
生き物が大好きだというゆーすけさん(@jyunyou)のツイートをご覧ください。
もうすぐ夏休みですし、全国のお父さんお母さんがお子さんと昆虫等採集される際は以下の点に是非気を付けていただければ幸いです。
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・生息環境を荒らさない
・採りすぎない
・トラップなどは確実に回収する
・最後まで飼育する(外に逃がさない)
・飼育後、マットなどの用品を野外に捨てない
(@jyunyouより引用)
ゆーすけさんが教えてくれたルールは5つ。どれも大切なことだとは思うのですが、引用ツイートにはルール違反による環境破壊を嘆く声が。
もしも、木の根元を掘り起こしてしまった場合には、埋め戻してあげるのが最低限のマナー。「最後まで飼育する」のは生き物を飼う際の共通ルールですよね。また、ゆーすけさんによると、「飼育マット」については、「飼育した際についた菌類等や、もしかしたら取りこぼした卵や幼虫がいるかもしれず、環境に悪影響を及ぼすかもしれない」ため、自治体の指示に従ってゴミとして処分するのが正しいそうです。
「採りすぎない」という点については、昆虫の場合、どの程度が適切なのでしょうか。ゆーすけさんに聞いてみました。
ツイ主さんに聞いてみた
―― 「採りすぎない」と書かれていますが、目安などはありますでしょうか?
私は専門家ではないので確実な事は言えないのですが、例えば飼育を目的とした場合の採集であれば、自分が管理、飼育出来る分だけを採集するようにすべきだと思っています。必要以上に採らない、種に負担をかけない採集を心がけて頂ければなと。
―― ご自身も生き物がお好きということですが、実際に行き過ぎた昆虫採集の環境への影響を目にされたことはありますか?
カブトムシやクワガタを狙っているものと思われますが、クヌギなどの広葉樹の根元を掘り起こしたままにしているケースや木のウロを破壊しているケースを見たことがあります。いずれも木を弱めたり、昆虫の棲家を奪うことに繋がってしまいます。
また、いき過ぎた昆虫採集とは言えないのですが、果実トラップが放置されている場面に何度か遭遇しています。見つけた場合回収して処分していますが、自分が仕掛けたトラップは責任を持って確実に回収して欲しいです。
―― 最後にみなさんにメッセージがあればお願いします。
こう書いてしまうと採集に対してやや、ネガティブな印象を与えかねないのですが、昆虫採集を通して実際に虫と触れ合うことで、図鑑ではわからない昆虫の魅力や仕草などを身近に感じられますし、よりその虫を好きになる事で、環境にも目がいき、その虫が住む環境を守りたい気持ちも出てくると思っています。
故に、マナーを守りつつ昆虫採集を行い、いろいろな昆虫の良さや環境の豊かさを感じてもらえればな……とは思っております。
夢中になって昆虫を探すあまり、周りのことが見えなくなってしまったり、見つけた時の喜びで、その先のことを考えられなくなったりしてしまうこともあるかもしれません。しかしお子さんとの昆虫採集、命や自然との関わり方を間違って教えてしまうことのないようにしたいですね。
もうすぐ夏休みですし、全国のお父さんお母さんがお子さんと昆虫等採集される際は以下の点に是非気を付けていただければ幸いです。
— ゆーすけ (@jyunyou) July 9, 2022
・生息環境を荒らさない
・採りすぎない
・トラップなどは確実に回収する
・最後まで飼育する(外に逃がさない)
・飼育後、マットなどの用品を野外に捨てない