女優の豊嶋花が、嵐・松本潤が主演を務める2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』に出演することが14日、発表された。『八重の桜』(2013年)以来、10年ぶり2度目の大河ドラマ出演で、有村架純演じる瀬名と命運を共にする少女・たね役を務める。

豊嶋花

第62作大河ドラマとなる本作は、脚本家・古沢良太氏が、新たな視点で、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を描く物語。松本が徳川家康を演じる。

豊嶋が演じるたねは、名門関口家の侍女として、瀬名(有村架純)の世話をする。元康(のちの家康)が織田方に転じたことで、瀬名とともに捕らわれの身となる。武家の娘らしく、信念を持ち義理堅く、苦しい中でも瀬名やその子たちを献身的に支え続ける。心細い瀬名にとっては、頼りになる家族のひとり。

豊嶋のコメントは以下の通り。

――演じる人物の印象と意気込み

たねは、侍女として名門関口家に仕えているものの、自分の芯をしっかり持った強い少女だと思います。瀬名の側近であるたねは、どんな人だったのか自分の中で想像力を膨らませて、精一杯演じたいです。

――大河ドラマの思い出

「八重の桜」で山本みね(幼少期)役を演じた時はまだ6歳だったので、うっすら記憶に残っています。大河ドラマに初めて出演するということで、身内みんなが大騒ぎで喜んでくれました。母親役の長谷川京子さんに叱られるシーンで涙を出せなかったのですが、気持ちはしっかり伝わってくると監督に褒められたのが嬉しかったことを覚えています。

――古沢作品について

人生で初めてきちんとお芝居をしたのは、5才の時に出演した古沢良太さん脚本の映画「外事警察その男に騙されるな」でした。あの頃は難しかったストーリーも今ならよく分かると思うので、久しぶりに見返したいです!映画「ALWAYS三丁目の夕日」も大好きな映画です。私の知らない昭和の古き良き日本の日常がユーモアたっぷりで感動的に描かれていて、とても幸せな気持ちになりました。

――共演者について

有村架純さんは役者としても女性としても尊敬している方なので、共演することができてとても嬉しいです。他にも一緒にお仕事をさせていただきたかった俳優さん方がたくさんいらっしゃるので、みなさんのお芝居を近くでみて学べることがすごく楽しみです。