女優の真矢ミキが、嵐・松本潤が主演を務める2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』に巴(ともえ)役で出演することが14日、発表された。大河ドラマ初出演となる。
第62作大河ドラマとなる本作は、脚本家・古沢良太氏が、新たな視点で、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を描く物語。松本が徳川家康を演じる。
真矢が演じる巴は、瀬名の母で、今川家につながる出自の高貴な女性。愛娘・瀬名が格下の元信(のちの徳川家康)と結婚することに反対するが、のちに良き理解者となる。今川家を離反した家康と離れ離れになり、幼子を抱えて暮らす瀬名の不安を、精いっぱいに受け止める。
真矢のコメントは以下の通り。
――演じる人物の印象と意気込み
この時代生きる人々は覚悟が違うのだと思います、ですが、子を思う母の気持ちは戦国も今も変わらず大地のように広くあたたかいのだとも思います。平常心で心込めたいです。
――大河ドラマ初出演にあたって
幼い頃から毎週日曜日、父が楽しみに晩酌と共にテレビを占領していた光景が懐かしく、あたたまる気持ちを思い出しています。なので、亡くなった父にも恥じぬよう存在したいです。
――古沢作品について(※初出演)
随分前になりますが古沢さんを知ったのは「キサラギ」。ワンシチュエーション、ミステリアスな作風の中、時間が経つと共に登場人物の人格がスクリーンからもれだすような新感覚が忘れられません。映画なのに人の家を覗き見したようでした。なので、「どうする家康」も歴史上の人物とはいえ、その時代にもきっとあった人間らしさ大切にしたいですタイトルからも、既にその臭いがしていて楽しみです
――夫・関口氏純役の渡部篤郎さんへ
この戦国時代の夫婦というのは、今の夫婦像とは根本から全く異なると思うので、生きることがいかに命懸けなのか渡部さんと探りたいです