ここ近年話題のアロエジェル。日焼け後の肌にアロエジェルはよいという話をよく見聞きしますが、実際にアロエジェルは日焼け後の肌に効果的なのでしょうか。
今回は、日焼けの正しい予防法と対策、アロエが本当に日焼けに効果があるのかをご紹介します。
アロエは日焼けに効果的?
夏のプールや海、バーベキューなどイベントを楽しんだ後に現れる、日焼け後の肌の炎症。日焼けで肌が赤くなってひりひりと痛んだり乾燥したりした経験がある人もいるでしょう。
実際に、日焼けした肌を落ち着かせるのにアロエは効果的だといわれています。ここではアロエの効果についてご紹介します。
日焼けにアロエが効果的なのはなぜ?
アロエには、抗炎症作用があります。つまり「炎症を起こしている状態の肌」である「日焼け」に効果的なのです。
また、アロエには紫外線によってダメージを受けた肌を修復する働きを持つ成分も含まれています。これらの成分があるため、アロエは日焼け後の肌に効果的だといわれているのです。
日焼け後はアロエジェルが便利!
炎症を抑え肌を修復してくれるアロエ成分配合のアロエジェルは、日焼け後の肌のケアにぴったりです。
アロエジェルは、日焼け後の乾燥した肌に水分を与え、保湿してくれます。また、値段が手頃なものも多く、ドラッグストアやスーパーなどで販売されており、手軽に購入することができます。本物のアロエとは違い、ふたを開けるだけで簡単にアロエジェルを使用できる点も魅力です。
さらに、日焼け後の肌だけでなくスキンケアやボディケア、髪の毛にも使用ができ、1個持っておくだけで全身の保湿ができる便利なアイテムです。
注意点として、人によっては肌に合わない場合もあります。また、スキンケアをアロエジェルのみで終わらせてしまうと、油分が足りないため蒸発してしまい、時間が経つと乾燥する場合もあります。そのため、乳液やクリームなども合わせて使用するのがおすすめです。
生のアロエは取扱注意
アロエジェルではなく、実際に生のアロエを使いたいという人は、アロエを取り扱う際の注意点について知っておきましょう。
生のアロエは、アロエジェルなどとは異なり事前に加工がされていません。そのため、肌や体にダメージを与える可能性のある菌が付着している恐れがあります。この菌を取り除くために、熱湯消毒や煮沸消毒などを必ず行ってください。
また、パッチテストなどを行わずに、最初から患部へ使用するのもやめましょう。アロエは日焼けに効果的ですが、全ての人の肌に合うわけではありません。必ず、二の腕の内側などに少量つけ、1日様子を確認し、問題がないことを確認してから、使用するようにしましょう。
そもそも日焼けの状態とは?
アロエが日焼けに効果的だとご紹介しました。しかし、そもそも日焼けとはどのような状態でしょうか? ここでは日焼けの状態について解説します。
紫外線によって肌が炎症を起こした状態
日焼けとは紫外線によって肌が炎症を起こした状態のことです。
日焼けをして数時間で肌の表面が赤くなる状態をサンバーンと呼びます。また、日焼けして数日後に肌が黒くなってくる状態をサンタンと呼びます。サンバーンの状態は、皮膚に軽いやけどを負っている状態なので、痛みが伴うこともあります。
日焼けはさまざまな肌トラブルの原因にも
日焼けをすると、肌が赤くなり場合によっては痛みを感じたり肌の色が変わったりします。しかし、それだけなら特に問題はないのでは、と考える人もいるかもしれません。
日焼けは、ただ肌の色が変わるだけではなく、さまざまな肌トラブルの原因になるといわれています。例えば、日焼けはシミの原因にもなります。また、日焼け後の肌は非常に乾燥しており、水分が足りていない状態です。そのため、乾燥が原因のかゆみを引き起こすこともあります。
日焼けは予防が大切!
日焼けした直後は痛みを感じ、肌トラブルを引き起こすこともあるとご紹介しました。このようなつらい日焼けを防ぐには、紫外線対策が非常に重要です。ここからは紫外線対策のポイントについてくわしくご紹介します。
毎日の日焼け止めで紫外線予防
日焼け予防の基本的な方法は、日焼け止めを塗ることです。ジェルタイプやクリームタイプ、スティックタイプなどさまざまな日焼け止めが販売されていますが、自分の使いやすい種類と使用用途に合わせて選びましょう。
また、日焼けの原因である紫外線は、夏だけでなく年中降り注いでいます。季節に関係なく毎日日焼け止めを使用することをおすすめします。
室内でも日焼け止めを忘れずに!
「一日中室内にいるから日焼け止めは使わない」という人もいるのではないでしょうか? 室内にいても日焼け止めは必要です。日焼けの原因である紫外線の一部は、窓を通り抜け、肌に影響を及ぼすといわれています。
室内にいる日も外出する日も必ず日焼け止めを塗りましょう。
日焼け後のケアはどうする? アロエジェルパックが効果的?
日焼け止めを塗っても、日焼け止めが落ちてしまったり、塗り直す時間がなかったりで、日焼けをしてしまうことはありますよね。
ですが、日焼けをしても正しいケアをすれば、肌の回復を早めることができます。
痛みがひどいときは病院へ
日焼けは紫外線によって肌がダメージを受けた状態です。日焼けのうちサンバーンは、やけどに分類されます。そのため、ただの日焼けだと侮らず、痛みがひどい場合や水ぶくれなどの症状があるときは、医療機関を受診しましょう。
また、日焼けが広範囲でなかなか痛みが引かない場合も、医療機関を受診することをおすすめします。
まずは冷やす
日焼け後の肌は、やけどに分類されます。そのため、やけどと同じくまずは冷やすことが重要です。冷水や冷やしたタオル、タオルでくるんだ保冷剤などで優しく冷やしてください。
日焼け後の肌は乾燥対策が必須
日焼け後の肌は乾燥し、潤いが足りていません。化粧水やアロエ、アロエジェルなどで、水分を補給する必要があります。
乾燥した状態で肌を放置すると、乾燥が原因でかゆみなどの症状を引き起こす可能性も考えられます。日焼け後は、必ず肌を保湿しましょう。
日焼け後はアロエジェルパックがおすすめ!
日焼け後の肌のケアとしておすすめなのが、「アロエジェルパック」です。炎症を抑えつつ、肌に潤いも与えてくれます。冷蔵庫で冷やしたアロエジェルを塗るのも、ひんやりとして気持ちがいいですよ。
アロエジェルパックの方法は非常に簡単です。まず、化粧水で肌を整え、アロエジェルを多めに肌にのせます。このとき、肌全体を覆うほどアロエジェルを使うのがポイントです。5分ほど放置したらティッシュで拭き取るか、そのまま肌になじませましょう。
おすすめアロエジェル3選をご紹介!
ここでは、日焼け後の肌におすすめのアロエジェル3選をご紹介します。
ホリカホリカ『アロエ99% スージングジェル』
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出典:amazon
韓国コスメの人気ブランドホリカホリカのアロエジェル。成分のうち99%がアロエ成分なので、まるでアロエそのものをつけているかのようなテクスチャーです。アルコールフリーなので、日焼け後の敏感な肌にもぴったり。
冷蔵庫で冷やして使うと、熱を持った日焼け後の肌をクールダウンしつつ、肌をみずみずしく保湿してくれます。
ネイチャーリパブリック『スージング&モイスチャーアロエゲル』
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出典:amazon
アロエジェルブームの火付け役になった、韓国コスメブランドネイチャーリパブリックのアロエジェル。ぷるんとしたみずみずしいテクスチャーが人気を集めています。日焼け後のスキンケアとしてだけでなく、シェービング後の保湿クリームや髪の毛のトリートメントとしても使用でき、1つ持っているだけでマルチに活用することができます。
保湿力を高めたいときは、オイルを混ぜて使用するのもおすすめです。
エーザイ『薬用ベラリス』
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出典:amazon
日本製のアロエジェルが使用したい人は、エーザイのアロエジェルもおすすめ。有効成分としてε-アミノカプロン酸という抗炎症効果のある成分も配合されているため、日焼け後に荒れてしまった肌にもぴったりです。
ジェルを肌になじませるとスーッとみずみずしいローションに変化し、化粧水のようにさっぱりとしたテクスチャーに。べたつかずに使用できるので、日焼け後だけでなく、運動後や入浴後につけても気持ちがいいですよ。
抗炎症作用のあるアロエは日焼け後の肌におすすめ!
今回は日焼けの予防法や対処法、アロエの効果についてご紹介しました。
日焼けは、やけどに分類され、肌トラブルの原因にもなります。痛みがひどい場合や水ぶくれなどの症状がある場合は、自己判断せずに医療機関を受診しましょう。
また、日焼け後の肌のケアには、アロエジェルでパックするのがおすすめです。生のアロエを取り扱う場合は、必ず事前に熱湯消毒や煮沸消毒などを行い、パッチテストで肌トラブルなどが起こらないかどうか確認した上で使用しましょう。