AMFは6月30日、2022年1月〜6月までのトレンドをまとめた「2022年上半期の流行語大賞」を発表した。全国の女子中高生からなるマーケティング集団”JCJK調査隊”の精鋭メンバーの選考結果をもとに、「ヒト・モノ・アプリ・コトバ」の4部門に分けてランキング化した。

  • 「2022年上半期の流行語大賞」

    「2022年上半期の流行語大賞」

ヒト部門

「ヒト部門」では、6人組韓国アイドルグループ「IVE」が1位に輝いた。圧倒的なビジュアルはもちろん、耳に残るメロディーや特徴的な振り付けから「Tiktokで真似して踊ってみた」と多くの女子中高生の憧れの的となった。

2位は、4人組ロックバンド「マカロニえんぴつ」。大ヒット曲「なんでもないよ、」「恋人ごっこ」など、エモさとリアルさを持ち合わせた歌詞に「共感しかない」と多くの女子中高生が注目。3位には、AbemaTVの恋愛リアリティーシリーズ『太陽とオオカミくんには騙されない』でブレイクしたZ世代俳優の「高橋文哉」がランクイン。「

以下、4位には、VTuberブームを牽引するバーチャルライバーグループ「にじさんじ」、5位 には、男女3人組YouTuber「ばんばんざい」がランクインした。

モノ部門

「モノ部門」では「SPY×FAMILY」が1位に。Netflixで6週連続1位を獲得し漫画配信サービス「少年ジャンプ+」では総閲覧数が4億PV超えを記録するなど、2022年上半期の女子高生を象徴するコンテンツに。特に、登場人物「アーニャ」のかわいさにメロメロになった女子中高生が多かった。

続く2位は、大人気パン屋さん『アマムダコタン』の新店舗『I'm donut?』から火がついた新食感の「生ドーナツ」がランクイン。3位には、90年代にも流行したピースを逆さにしたポーズ「ギャルピース」がランクイン。「ギャル超かわいい」の音源と共に、Tiktokで火がつき 「今一番流行りのポーズ」と女子中高生から高い評価を得ている。

以下、4位には、診断サイトで質問に答えると16の性格タイプから自分の性格がわかる「MBTI診断」がランクイン。5位には、ホテルでバケーション気分を味わえる「ホカンス」がランクインした。

アプリ部門

「アプリ部門」では、値段の手頃さから人気が根強い海外通販アプリ「SHEIN」が1位に。特にくインフルエンサーを巧みに起用したプロモーションから、「YouTube見てると欲しくなる」というファッション好きの女子中高生から注目を集めている。

2位は写真・動画加工アプリ「Picsart」。Instagramに投稿する際に欠かせない渦巻き加工の人気が高く、「盛れてなくてもなんとかなる」と更に熱い支持を集めている。3位には、Tiktokでバズった充電すると動画が自動再生されるアプリ「charging play」がランクイン。自身で編集した推しの動画も自動再生に追加できることから「充電するのが待ち遠しい」という女子中高生が増えたよう。

以下、ビューティーやファッションなど幅広いアイデアが探せるコミュニティアプリ「Lemon8」が4位に、写真を撮った後、チェキのようにスマホを振ることで現像される新感覚の写真アプリ「NOMO CAM」が5位にランクインした。

コトバ部門

「コトバ部門」では、「平成レトロ」が1位に。「平成ギャル」を始めとした空前の平成初期ブームが本格的なものとなり、子中高生の2022年上半期を代表するコトバに。

2位には、モノ部門1位にて選出された「SPY×FAMILY」のキャラクター「アーニャ」がランクイン。3位には、TikTokでバズりまくった「ギャル超かわいい 遊びたいかわいい子がいい」という音源から生まれた「ギャル超かわいい」がランクイン。韓国語バージョンの音源が誕生し、世界中でバイラルすることに成功した。

以下、単語をあえて中国語で発音し語感を楽しむ「好ハオ」が4位にランクイン。推しや好きな人を褒め称える際に「待って、ビジュ良すぎて好ハオ」といった形で使用される。5位には「切り抜き」がランクインし、YouTubeの切り抜きを更に切り抜いたTiktok動画も多く存在するなど、大コンテンツ時代を生きるZ世代には無くてはならないジャンルになっている。