コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたこともあり、犬や猫をはじめとしたペットを飼う人が増えてきている。一方で「ペットがいるから旅行に行けない・行きづらい」という理由で旅行を控えている方も多いだろう。そんな方々に朗報だ。「仙台ロイヤルパークホテル」が、開業28年以来初めてとなる愛犬と泊まれる宿泊プランを販売開始した。対象となるのは体重10kg未満の小型犬。1部屋あたり2頭までの同伴が可能となっている。
■英国式の庭園が非日常へと誘う「仙台ロイヤルパークホテル」
仙台駅から車で約30分とは思えない、自然溢れる美しい景色とヨーロッパの趣を感じる「仙台ロイヤルパークホテル」。お城のような佇まいと英国式の庭園が非日常へと誘うリゾートホテルだ。
仙台駅からはシャトルバス(所要時間約30~45分、キャリーケースに入れれば愛犬も乗車可能)が運行しているだけでなく、東北道のICから近いため、関東・首都圏や東北各県からアクセスしやすいのも魅力だ。
■3タイプの客室から選べる愛犬と泊まれるリゾート旅プラン
今回の宿泊プランで選べる客室は、3種類。
広々としたリビング空間とゆとりの水廻りが魅力の「ファミリーコーナースイート」、大きな窓が特徴的で開放感たっぷりの「ラグジュアリーツイン」、モダンクラシックなデザインとゆったりとしたベッドが快適な「モデレートダブル」となる。
客室には愛犬用のアメニティとしてクレート(ケージ)、トイレ、トイレシート、フード&ウォーターボウル&スタンド、クッションベッド、犬用バスタオル、ふた付きゴミ箱が用意される。
テーブルの上には犬用のおやつ、ウェットティッシュ、エチケット袋、粘着ローラー、消臭スプレー、犬用オムツまで準備されていた。
ソファには愛犬用タオルも用意されており、ソファに敷くことで一緒に寛ぐこともできる。
ガーデンビューの客室であれば、バルコニーで愛犬と一緒にホテル自慢の庭園を見渡せる。愛犬がバルコニーから落ちないよう、ネットを張るなどの配慮がありがたい。
ちなみに飼い主用アメニティとしては、無料のミネラルウォーター、ドリップコーヒーやティーバッグ、ポットなどが揃う。
シャンプー、コンディショナー、バスジェル、ハブラシ、ボディソープ、ハンドソープ、シェーバー、ヘアブラシ、使い捨てスリッパ、 コットン・綿棒セットなどバスアメニティのほか、加湿器付空気清浄機、空調設備、ウォッシュレット、セーフティーボックス 、シューシャインクロス、シューホーン、 洋服ブラシ、ドライヤー、ルームウェアも用意されているので、人間も犬も持参品が少なくすみそうだ。
■専用ドッグ・パークで愛犬とのんびり
客室以外にも愛犬が楽しめる場所として、期間中はホテルの宴会場「ロイヤルホール」前の広々としたバルコニーを、専用ドッグ・パークとして開放(7:00〜17:00)。今回のドッグプランは1日3組限定販売なのだが、この専用ドッグ・パークは3組それぞれ区分けされているため、愛犬とプライベートな時間を過ごすことができる。
専用ドッグ・パークも庭園に面しているため、開放的なロケーションも魅力だ。
また、専用ドッグ・パークの前には、愛犬用のフォトブースも設置されていた。
愛犬用のサングラスや蝶ネクタイ、帽子なども用意されており、自由に記念撮影を楽しむことができる。
また、愛犬用のカートも台数限定で無料貸し出し中。
カートに愛犬を乗せ、ホテル内の庭園散策や館外へのお出かけを楽しめる。
■ガーデンビューが広がるテラス席で愛犬と味わう、非日常なディナータイム
夕・朝食付きプランでは、愛犬用のディナーメニューをオプションで展開。
ディナーはオールデイダイニング「シェフズ テラス」のテラス席が利用可能で、愛犬と一緒にガーデンリゾート気分も味わえる。ちなみに悪天候時でも、客室で愛犬と共にディナーを楽しむことができるので、寂しい思いをさせずに済む。
メニューは東北・宮城の食材を中心に、その時季の美味しい食材を使ったイタリア料理がラインナップ。夕食付きのプランではアンティパストミストに始まり、パスタ、肉か魚の選べるメイン、デザート、パン、食後のコーヒーまたは紅茶つきのシェフズコースを楽しめる。
2022年6月末までのコースでは、アンティパストミストとして、宮城県伊豆沼農産生ハムと苺と自家製モスタルダ、魚介のマリネ、宮城県鹿島台産デリシャストマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ、契約農家から届く野菜のバーニャカウダ 宮城県了美ヴィンヤード&ワイナリーで作ったニンニクを和風ディップに仕立ててが登場。スパークリングワインとも相性抜群だ。
続く羊肉たっぷりでパルミジャーノチーズの濃厚な味わいが後を引くパスタは、赤ワインを呼ぶ。
メインはカジキマグロとイカのソテーか、岩手のブランド豚・岩中豚を使ったカツレツからお好みを選ぶことができた。
魚料理はカラスミを使ったボッタルガ風味の蚕豆ソースが、初夏らしさがありつつもお酒を誘う一皿で、ラインナップされていたイタリアワインをついついオーダーしてしまう。清々しい夜風に吹かれ、ガーデンを眺めながら楽しむディナーは、まるでヨーロッパで過ごすバカンスのようだ。
デザートはスペインバスク地方のチーズケーキに、ピンクソルトをお好みで添え甘さを引き立てて。カスタードクリームのようにトロトロなチーズケーキは、チーズのコクも深く、コーヒーや紅茶だけでなく赤ワインとも合いそうだ。
ディナー時は、オプションで愛犬用の夕食もオーダー可能(宿泊日の3日前午前10時までに要予約)。
『仙台牛』もも肉のグリルをはじめ、肉まんと蒸し餃子、牛タングリルのお茶漬けなど、人間顔負けの豪華メニューが揃う。
宿泊日が愛犬のアニバーサリーであれば、オプションの愛犬用ケーキを頼むのもいいだろう。パティシエが力を尽くした見目麗しいケーキなら、愛犬の記念日も思い出深いものになりそうだ。
■客室orドッグ・パークでピクニックスタイルのモーニング
朝食は、客室もしくはドッグ・パークで愛犬と一緒に味わうピクニックスタイルだ。サラダにクロックマダム風グラタンマフィン トリュフの香り、グリルアスパラガス、「メゾンカイザー」のクロワッサン、九つ切り、宮城県登米産「小松菜」で作る野菜ジュース、ヨーグルト、コーヒーor紅茶がセットになったピクニックバスケットが客室に届けられる。仙台名物「笹かまぼこ」や、仙台長なす漬けなどローカルの食材や料理が味わえるのも嬉しい。
■ソフトドリンクやワインがフリーフロー! 宿泊者限定ラウンジで寛ぎのひととき
「仙台ロイヤルパークホテル」では、宿泊者ラウンジもあり、日中は新緑鮮やかなガーデンの木々を、夜はライトアップされた幻想的な庭園を眺めながら思い思いの時間を過ごせる。愛犬は客室で留守番となるが、同伴者と交代で利用するのもよさそうだ。
ラウンジの営業時間は7:30~23:00。
フランス・リヨンの人気紅茶専門店「CHA YUAN」のフレーバーティーや、ネスプレッソマシンを使ったコーヒーやエスプレッソを自由に味わえる。
また、14:00~17:30はハッピーアワーとして、プチスイーツも登場。訪れた際は、マカロンとビスコッティが並んでいた。
ハッピーアワーでさらに嬉しいのが、スパークリングワイン、赤・白ワイン、オレンジジュースなども登場すること。
アペリティーボとしてラウンジでワインとプチスイーツを楽しみ、ディナータイムへの気分を高めたい。
■エステ体験でワンランク上の癒し旅に
リゾートステイをワンランクアップしたいなら、ぜひホテル内にあるエステ「アーユソーマ」で癒しの時間を。宿泊者(女性限定)であれば、エステ60分を8,000円という優待価格で受けられる。
60分エステは「白いちごフェイシャルエステ」か、セサミオイルを使った「ボディコース/オールハンド全身エステ」から選ぶことができる。
「白いちごフェイシャルエステ」は、宮城県亘理郡山元町の白いちごのエキスを配合した“MIGAKI-ICHIGO Cosmetics”の化粧品を使う。クレンジングから始まり、セサミオイルを使ったフェイシャル、デコルテマッサージに続き、ほぼ100%オーガニック成分で作られた“MIGAKI-ICHIGO Cosmetics”の化粧水、乳液でしっかりとお肌を労る。フェイシャルエステながら、デコルテや首回りもしっかり解してくれ、セラピストの心地良い手捌きにうとうと夢見心地な気分を味わえた。
■隣接する商業施設やアウトレットモールもペットフレンドリー
ホテルに隣接する商業施設もペットフレンドリーだ。ホテルの正面にある商業施設「泉パークタウン タピオ」南館1階には「ペットエコ 泉パークタウン タピオ店」もある。ペット用品が販売されているほか、ペットのトリミングやエチケットケア(爪切り・ブラッシング・イヤークリーニング・歯磨きなど)、一時預かり(1時間550円)にも対応している。
同じくホテルに隣接する「仙台・泉プレミアムアウトレット」も、愛犬をキャリーバッグまたはペットカートに入れれば一部店舗で同伴入店が可能だ。
また、ホテルから車で約3分のところには、約7.5haもの広大な敷地が広がる「紫山公園」(仙台市泉区紫山5丁目)がある。自然の地形を生かした散策路は、愛犬のお散歩コースにもおすすめだ。
今回ご紹介した愛犬と泊まれるプランは、2022年7月26日(火)チェックアウトまでの期間限定企画。気になる方はぜひお早めに旅の計画を。