通勤や仕事中の行き来で駅を利用するときに便利なエキナカのコンビニ「NewDays」。お腹が空いたときにサクッと食べられるごはんを求めて立ち寄ることも多い、働く人々の強い味方だ。そんなNewDaysで販売されている人気おにぎりシリーズ「スゴおに」が6月に1周年を迎えたことを記念して新商品が誕生。発売に先立ち、NewDays を運営するJR東日本クロスステーション リテールカンパニーによるメディア向け発表会が行われた。

  • 「スゴおに」らしかぬ!?見た目もかわいい新ラインナップ「至福のスゴおに」

■「スゴおに」誕生背景とは?

会場には、これまで発売された「スゴおに」がズラリと並んでいた。この1年間で28種類もの商品を発売したそうで、そのどれもが通常では考えられない、異次元な見た目、ボリューム感だ。

  • これまで発売された「スゴおに」がズラリと並んでいた

同社の商品戦略部の増村卓さんによると、「スゴおに」は、美味しいのはもちろん楽しさと驚きをテーマとして開発されたという。開発が始まったのは、コロナ禍で世の中に暗い話題が多く、通勤通学する人も半減していた時期。そんな中、NewDaysに立ち寄った人が「あれ!? なにこれ」と驚いてくれるような商品、楽しい話題を提供したいとの思いがあったという。

そんな思いから「ポーク玉子バーガーおにぎり」(350円)を2020年12月にテスト販売したところ、大変好評だったことで商品化が決定。発売後は「このおにぎりを作っている開発者の中には、絶対小学生がいる!」という声もあり、まさに狙い通りの反響を得ることができて嬉しかったそうだ。

  • JR東日本クロスステーション リテールカンパニーの増村卓さんは、商品開発にあたり「常識にとらわれずに世の中のありとあらゆることをヒントにする」という

これまで発売した中で一番売れた商品は「のり弁にぎりました」(300円)。売り上げと反響が一番良かったのは「お子様ランチにぎりました」(330円)で、ネットでもかなりバズったという。

「これこそ我々作り手の思いとお客さまの感情がマッチしたのかなと思った商品」(増村さん)。

逆に最も苦戦したのは、「鬼に金棒カツ」(360円)。見た目は正直、おにぎりじゃなくなってる。ちょっと引くぐらいインパクトのあるビジュアルだ。恵方巻のテイストを意識して作ったものの、全長15cmあり、肉がデカすぎて食べづらいため受け入れられなかったようだ。しかしながら、こうした季節ものは楽しいので、今後もクリスマスなどシーズンに合わせて発売していけたら、というチャレンジ精神は忘れていないところがカッコイイ。

■小さな贅沢を詰め込んだおにぎりの味は?

今回の新商品は主に女性をターゲットしているそうで、「具がスゴイ!」をコンセプトに、小さな贅沢を感じる『至福のスゴおに』。コンパクトながら具材にこだわった、見た目も味も女性に満足してもらえるようなラインナップになっている。

  • パッケージに描かれたイメージキャラクター「スゴおにくん」の頭には商品ごとに違う具材が乗っている。カワイイ!

「サバ明太」「明太海苔チーズマヨ」「穴子わさび」「生ハム&チーズ」(各240円)、「辛子明太子」「濃厚ほたてバター醤油風味」(各260円)、「魅惑のタコパ」(240円)が6月21日以降順次発売される(首都圏・長野エリア・新潟駅のNewDays・NewDays KIOSK ※一部店舗除く)。そのほか、「のり弁にぎりました」のタルタルソースを増量した「今だけタルタルソース増量!のり弁にぎりました」(315円)が6月21日~7月18日の期間限定発売される(首都圏・長野・東北※青森・秋田除く)。

今回は、その中から4種類を試食させていただいた。どれもプラケースに入っていて、具材が外から見えて美味しそう。中には透明なシートが1枚入っており手を汚さずに食べられる。また、ケースに入っていることでカバンに入れてもつぶれたりせず、持ち運びもしやすくなっているところも嬉しいポイントだ。

「サバ明太」(240円)

大きくて脂が乗ったサバの切り身に、しっかりピリリと辛い明太子が乗っていて満足感あり。朝食を意識しているそうで、和食派の朝ごはんにピッタリ。

  • 「サバ明太」は脂が乗ったサバとピリリと辛い明太子で満足感あり

「穴子わさび」(240円)

柔らかな煮穴子が2枚、だしごはんの上に乗っており、風味の良いわさびが爽やか。辛さはあまりなくて食べやすい。

  • 日本酒のアテにもぴったり

「生ハムチーズ」(240円)

酢飯を使い、生ハムになめらかなクリーミーチーズが乗った洋風寿司。酢飯が意外とよく合っていて美味しい。ワイン片手に楽しめそうな洒落たおにぎりだ。

  • 女性も好きそうなお味

「明太海苔チーズマヨ」(240円)

明太チーズドリアをイメージしたおにぎり。チーズマヨソースのマイルドさと明太子の辛さが好マッチでバランスが良い。バター風味のごはんの中にゴロっとカットチーズが入っていて食感も◎。

  • 明太チーズドリアをイメージした「明太海苔チーズマヨ」

  • バター風味のごはんの中にはチーズがゴロゴロ


他にも、バラコと切れ子の2種の明太子を豪快に乗せた「辛子明太子」、バター醤油風味のごはんにほたてを2粒贅沢に乗せた「濃厚ほたてバター醤油」、たこ焼きパーティーをイメージした「魅惑のタコパ」も発売を控えており、どれもおにぎりの概念を覆すインパクトのある商品ばかり。

具材にこだわった『至福のスゴおに』は、お酒の肴としても相性が良さそう。自分へのちょっとしたご褒美に、出張帰りの新幹線の中で一杯飲みながら、至福のときを味わってみては。