夢真ビーネックスグループが運営する「幸せな仕事総合研究所」では、働く10~50代の男女800名を対象に「幸せな仕事に関する実態調査」を実施した。調査は4月28日から5月1日までの期間、インターネットで行った。
最高値を100として、現在の「仕事に対する幸せ度」を尋ねたところ、平均は60.1点。そのうち「幸せ度80点以上(=幸せな仕事に就いている人々)」は、約3割だった。また、「幸せ度が平均点以下」と回答した人の理由は、「年功序列の風潮が強い」「セクハラ発言」「給与がなかなか上がらない」などがあった。
「幸せ度80点以上」と回答した人を世代別に見ると「Z世代()26.5%)」が最も少なく、次いで「ミレニアル世代(29.0%)」、「氷河期世代(32.0%)」、「バブル世代(41.0%)」という結果に。この結果から、若い世代ほど幸せな仕事に就いている人が少ないということが分かった。
また、全体の今夏ボーナス見込み平均額は、給与の2.7ヶ月分という結果に。「幸せ度80点以上」と「平均点以下」とでは0.8ヶ月分の差があることが分かった。
アメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱した「マズローの6段階欲求説」を参考に、「仕事において今後(も)満たしたい項目」を尋ねたところ、1位は「十分な睡眠、休息が取れる労働環境である【生理的欲求:段階1】(62.9%)」となった。以下、2位「給与が毎月決まった日に振り込まれる【安全欲求:段階2】(56.9%)」、3位「十分な食事など、基本的な生活を不便なく送ることができる給与である【生理的欲求:段階1】(50.0%)」、4位「倒産や買収、あるいは解雇される不安がない【安全欲求:段階2】(35.3%)」。
また、6段階欲求全てが「満たされている割合」はZ世代の平均値が最も低く、バブル世代が最も高いという結果になった。