ときに私たち大人が考えもしない行動を取る子どもたち。母を想う6歳の娘さんの意外な行動に、「涙出るほど可愛いい」など大きな反響が集まっています。

Twitterユーザー・さざなみ(@3MshXcteuuT241U)さんが「こぼれた水事件」と題して投稿したのは、娘さんが部屋の中に水を持ち込んでいる謎を描いた漫画。

1日目、事の発端は、さざなみさんが廊下が水にぬれているのに気づいたことでした。そばを通った娘さんを呼び止めると、何かを持っている娘さんの手から水がしたたり落ちているのです。

  • (@3MshXcteuuT241Uより引用)

娘さんが「おかあさんみないで」と言うので、「水遊びはお風呂か洗面所で」と言い聞かせました。ところがその翌日、またもや床がぬれているのを発見。

  • (@3MshXcteuuT241Uより引用)

こぼれた水をたどると、行き着いたのはこどもテント。

  • (@3MshXcteuuT241Uより引用)

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窓から中を覗いたところ、水の入った容器を持ち込んでいるのを発見。さざなみさんは「水がこぼれて困ったらそのうち言いにくるだろう」と、一旦その場を後にします。

3日目、テントの中で水がこぼれてしまったようで、困った娘さんがお父さんに助けを求めます。

  • (@3MshXcteuuT241Uより引用)

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お父さんは「どうしても水を使いたいなら洗面所の端っこでやりなよ」と。ところが娘さんは「だってここだとお母さんが見るもん」と反対するのです。

一瞬、「まさか、何か生き物を飼っているのでは」という疑念が頭をもたげたさざなみさんですが、足元に紙きれが落ちているのを発見。そこには娘さんの字で「おせわのやりかた キラキライシ」と書かれたメモが。

  • (@3MshXcteuuT241Uより引用)

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テントから洗面所に移動していた容器の中身は、意外なことに水と石。それを見たさざなみさんは「犯人は私だ!」と気づいたのです。

  • (@3MshXcteuuT241Uより引用)

娘さんが不審な行動を見せる前のひとコマを思い出したさざなみさん。宝石図鑑を見ていた娘さんに「ほうせきの中でなにがスキ?」と聞かれて「真珠」と答えたことがありました。

  • (@3MshXcteuuT241Uより引用)

それを思い出し、娘さんは真珠を作ろうとしているのではないかと思い至ります。

  • (@3MshXcteuuT241Uより引用)

半信半疑で聞いてみると、やはり娘さんはさざなみさんに内緒で真珠を育てようとしていたことが明らかに。こうして「こぼれた水事件」は解決したのでした。

さざなみさんの誕生日、真珠のプレゼントはかないませんでしたが、2人の娘さんから金メダルや折り紙、お手紙など箱いっぱいのプレゼントをされたそうです。なんとも心温まるお話ですね。

  • (@3MshXcteuuT241Uより引用)

投稿者のさざなみさんの娘さんは、長女さんが6歳、次女さんが3歳。今回の「こぼれた水事件」は6歳の長女さんのエピソードでした。

この漫画に対し、リプライや引用リツイートでは「天使~最高に可愛いです」「良い子過ぎて泣きそう」「娘さん凄い行動力!! 尊敬します」と、優しい娘さんへの称賛の声が続々。「水を持ち込んでいるのを見つけた時に怒ったりせずどうして水を持ってきているのかわかるまで何も言わないのが素敵だなと思いました」など、さざなみさんの接し方を見習いたいという声も集まりました。

このツイートをしたさざなみさんに、夫さんの反応や反響への感想などをうかがいました。

「こぼれた水事件」、投稿者に聞いてみた

――「宝石」の本は娘さんの愛読書とのことですが、宝石や真珠はお好きなのでしょうか?

3歳くらいからアニメをきっかけに宝石に興味を持ち始め、今は大人向けの鉱物の図鑑を愛読するくらい詳しくなっています。

――娘さんは、さざなみさんには内緒にしようとして夫さんに相談していましたが、今回の事件、夫さんの反応はいかがでしたか?

水の入った容器が私へのプレゼントに関連したものらしいとは夫も気づいていたようですが、まさか真珠の養殖を試みているとは思ってもいなかったようです。笑っていました。

――今回のエピソードには大きな反響が寄せられましたね。

長女の気持ちを汲み取って、「優しい」と言ってくださる人が多くて私も嬉しかったです。将来、真珠を作っているところを長女と一緒に見に行きたいと思いました。


若干6歳にして、お母さんの好きなものを自分の手で創り出そうとする発想と行動力には敬服しますね。娘さんがどんな大人になるのか、これからがとても楽しみです。