NordVPNはこのほど、世界16か国を対象とした「ネットユーザー動向調査」の結果を発表した。調査は、世界の市場調査企業「Norstat」「Cint」「OnePoll」の3社が実施。そのデータを集計し、「一生のうちネットに費やす時間」が多い順にランキング化した。
調査対象の16か国の中から、「ブラジル」「韓国」「ドイツ」「アメリカ」「日本」のデータを比較した結果、「一生のうちネットに費やす時間」が最も多かったのは「ブラジル」だった。ブラジル人は、生涯のうち41年3か月13日間をネットに費やしており、調査対象国16か国の中で一番長いことが明らかに。
2位は、動画視聴の時間が16か国中最も多い「韓国」(34年2か月4日間)がランクイン。3位の「ドイツ」人は、生涯のうち24年8か月14日間をネットに費やしていて、仕事の後はテレビ番組のストリーミングや、SNSに時間を割く傾向に。4位の「アメリカ」人(21年4か月29日間)は、Netflixなどの動画配信プラットフォームで映画やテレビの視聴にほとんどの時間を費やしているよう。
一方、「日本」は16か国中最もオンライン利用時間が短い11年4か月13日間。韓国より約23年、アメリカより約10年短いことがわかった。
ネット上で公開されているデータの比較
なお、同調査では、ネット上で公開されている各データについても比較している。その結果、「銀行情報」をオンラインで公開している人の割合が最も多かったのは「イギリス」で34%、最少は「韓国」で11.2%。「日本」は22.2%という結果に。「交際ステータス(恋人や配偶者の有無)」については、「スペイン」が最多の47.9%。「日本」はわずか2.4%で、2番目に少ない「台湾」(22.2%)と比べても桁違いに少ないことが明らかに。
また、「住所」を最もネット上に公開している国は「ブラジル」(81.1%)で、飛び抜けて多いことが判明。一方、住所を公開している人が最も少ない国は「日本」で48.1%。一番割合が低かった日本ですら、半数近くの人がネット上に住所を公開していることがわかった。