今年の「夏の高校野球応援ソング/『熱闘甲子園』テーマソング」が、シンガーソングライターの平井 大が書き下ろした「栄光の扉」に決定した。

  • 平井 大

104回目を迎える全国高等学校野球選手権大会は、8月6日に開幕。今年もABCテレビ・テレビ朝日系列では一戦一戦を、そして全力で挑む球児たちの姿を余すところなく届ける。

2018年の「夏疾風/嵐」、2019年の「宿命/Official髭男dism」、2021年の「夢わたし/なにわ男子」など、毎年夏の高校野球放送を盛り上げてきた応援ソング。「勝ち負けのさらに先にある未来に、ポジティブな感情で臨んでいってほしい」という思いが込められた「栄光の扉」は、球児たちの背中をそっと押すようなあたたかい言葉とやさしい歌声、キャッチーなメロディが織りなす楽曲となっている。テレビ朝日各系列局で放送される地方大会・関連番組の統一テーマソングにも使用され、各都道府県で開催される地方大会から全系列局が同じテーマソングを使用するのは史上初となる。

■平井 大 コメント

――応援ソング/テーマソング制作の話を聞いたときは?

すごく光栄に思いました。僕自身、野球をやってきたわけではないですが、音楽はずっと一生懸命やってきました。みなさんが野球に対して一生懸命やっている、ティーンズだからこそできる“熱”に対して、僕の音楽が寄り添っていけるということに、すごく光栄に思っています。

――夏の高校野球や球児のイメージは?

とにかくひたむきに頑張っている印象があります。10代の頃からたくさんの人の感動を生み出すことが出来るのは素晴らしいことだと思います。

――作詞・作曲において一番大切にした事は?

高校野球というと、”勝ち”そして”負け”がある。今回、僕の曲で表現したいなと思ったのは、勝ち負けのさらに先にある人生の希望……そういったものまでも感じ取ってもらえるような、そんな曲になったらいいなと思って作りました。

――「栄光の扉」はどんな曲になってほしいですか?

やはり夏という季節は、来ると尊さを感じますし、一瞬で過ぎていく儚さがあります。勝敗だったり歓喜だったり涙だったり、そしてその先に待っている未来……。その希望をポジティブに感じ取ってもらえたらと思います。

――球児や彼らを支える人たちへメッセージを。

これから、それぞれ夢や目標、希望に向かって歩んでいく人生かと思います。その中で、僕が忘れてもらいたくないと思うのは、「本当に大好きなことを大好きなままずっと続けてほしい」ということです。大好きなことは、その時々で変わるんですけれども、その時に「好きだな」と思うものに対して、好きな気持ちを持ち続けて、そして、そこに対して挑戦していく気持ちというのを忘れずにいてほしいなと思います。夏という季節は僕にとっても大切ですし、みなさんにとってもすごく思い出深い夏になると思うので、一緒に素敵な夏をつくっていけたら嬉しいです!

■有村貴紀(ABCテレビ)プロデューサー コメント

一昨年は中止、昨年は無観客で開催となった夏の高校野球。当たり前のように見つめてきた甲子園での夏の光景は当たり前でなくなりました。その一方で、夏の高校野球応援ソングを歌ってくださるアーティストのパワーを改めて痛感する機会ともなりました。いまだ続くコロナ禍……こんな時だからこそ、「楽曲で夏を元気にして欲しい!」と強く思い、今年は平井 大さんにパワーをいただくことにしました。

平井 大さんの才能と活躍は言うまでもありませんが、私が特に平井 大さんに期待したのは、“メッセージ性のある楽曲”でした。この2年もの間、甲子園の観客席からの声援を聞くことができなかったので、何とか高校球児のみなさんにABCとしていつも以上にエールを送りたいと思い、そうお願いしたのです。

私のもとに届いた平井 大さんの曲は期待をはるかに超え、喜怒哀楽を全て想像できるようなドラマチックに展開するメロディに、頑張る人皆が共感できる応援メッセージが込められています! この楽曲と共に夏の熱い扉が開くこと、間違いありません!