ネクストレベルが運営するマッチングアプリ大学は5月9日、「恋愛事情についてのアンケート調査」の結果を発表した。同調査は2月11日~25日、20~50代の独身女性353人を対象に、インターネットで実施した。

  • 出会った人数の年代別比較

各年代別に、10代からこれまでに交際した男性と出会った人数について尋ねたところ、最も交際した人数が多かったのは「20代」だった。40代以降に関しては「0人」という回答が、60%を上回っている。交際した平均人数も20代が最も多く、40代以降は格段に減っていることが明らかとなった。

  • 交際した平均人数

現在、恋人がいるか聞くと、40代では32.2%、50代では28.0%が「恋人がいる」と答えた。20代の61.8%、30代の41.8%と比べると少ないが、40~50代も3~4人に1人は恋人がいることがわかった。

交際相手と出会った人・出会えなかった人、それぞれ年代別に調べてみたところ、10~30代では「交際相手と出会った人」のほうが「出会えなかった人」より多かった。一方、40代・50代では「交際相手と出会えなかった人」のほうが多くなっている。

  • 年代別「交際相手と出会った人・出会えなかった人」

交際相手との出会いの場について尋ねたところ、20~40代は「マッチングアプリ」での出会いが上位で、40%以上が該当している。その他、20~40代は「職場・仕事の繋がり」と回答した人も多く、20~40%が該当した。

一方、50代だけは他の年代と傾向が異なり、「ナンパ」「結婚相談所」がともに40%で最多となっている。他の年代で多かった「マッチングアプリ」での出会いについても50代は0%で、「職場・仕事の繋がり」での出会いも20%と低かった。

続いて、出会いを求めるために積極的に行動を取ったか尋ねた。最初に「出会いを求めて行動した」という回答について"恋人がいる人"と"恋人がいない人"を比較すると、20~40代まではいずれも"恋人がいる人"のほうが多かった。一方、「出会いを求めてはいたが行動してない」は、20代を除くすべての年代で"恋人がいない人"のほうが多く、その差はどの年代も3倍近かった。

  • 出会いを求めるために積極的に行動を取ったか

出会いを求めて取った行動について聞くと、全年代で「マッチングアプリ」が最多だった。特に20代では76.9%が「マッチングアプリ」と答えている。20~40代で2番目に多かったのは「友人に紹介を頼む」で、50代では「マッチングアプリ」と同率で「趣味」「交友関係を広げる」が1位だった。

出会うための行動の成果に関して尋ねると、20代では30.8%、30代では25%、40代では71.4%が「恋愛に発展した」と回答した。

  • 出会うための行動の成果

以前と比べて出会いの数が変わったか尋ねたところ、20代では56.3%、30代と40代ではいずれも約67%、50代では76%が「出会いが少なくなった」と答えている。

どのようなタイミングで出会いが少なくなったか聞くと、20代・30代では「社会人になってから」が最も多かった。40代・50代では、「30代後半から」が最多となっている。

  • どのようなタイミングで出会いが少なくなったか(20代・30代)

  • どのようなタイミングで出会いが少なくなったか(40代・50代)

出会いが少なくなった理由について尋ねると、20代と30代の半数が「仕事などが忙しく、人と知り合う機会がない」と答えた。40代では「周りに恋愛対象となる男性がいない」(47.5%)、50代では「周りの男性はみな結婚したか、すでに恋人がいる状態になってしまった」(42.1%)という回答が最も多かった。

出会いについて感じることを聞くと、全年代で約半数が「若いころに積極的に出会いを増やしたほうがいい」と回答した。20代から40代で次いで多かったのは「出会いが減っても、自分に合う人をじっくり探したほうがいい」で、50代では「条件よりも性格や価値観の合う人を探したほうがいい」となっている。