ステランティスジャパンはこのほど、プジョーの新型Cセグメントコンパクトカー「308」および「308 SW」の受注を開始した。全国のプジョー正規ディーラーやイベント会場などで先行内覧会を開催する方針で、全国統一でのデビューフェアは7月以降を予定している。

  • プジョー「308」が9年振りにフルモデルチェンジ

2013年にワールドプレミアされた先代「308」は2014年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、コンパクトサルーンセグメントで大きな成功を収めている。世代を超えてグローバル市場で高評価を受ける、プジョーの中核を担うモデルであり、累計700万台以上を販売してきた。今回は9年ぶりにフルモデルチェンジを行い、ブランドの新しい紋章を冠した新型「308」を国内に導入する。

  • 新エンブレムを冠したニューフェイスと、プジョー初のマトリックスLEDテクノロジーを備えている

プジョーの最新世代モデルとして、新型「308」には多くの革新的な機能が組み込まれている。

新エンブレムを含むエクステリアデザイン、ハイクオリティかつ大幅に進化した「Peugeot i-Cockpit」、ADAS(先進運転支援システム)のアップデート、電動化を含め、ユーザーがライフスタイルや利用状況、環境意識など多様な価値観に合わせてパワートレインを選択できる“パワー・オブ・チョイス"コンセプトに基づき、ガソリン/ディーゼル/PHEVのラインナップを用意した。中でもプジョーの新しいインフォテイメントシステムである「Peugeot i-Connect」はナビゲーション、ボイスコントロール、コネクティビティの包括的なパッケージにより、全く新たなユーザーエクスペリエンスを提供する。

  • プジョー初採用のi-Connectと最新世代のi-Cockpit、そして先進運転支援システム

ボディタイプは従来通りハッチバック(HB)とステーションワゴン(SW)の2種類。パワートレインは1.2Lガソリン、1.5Lクリーンディーゼルに加え、1.6Lガソリンをベースとし、64km(WLTC、HB)のEV走行レンジを誇るPHEV(2WD)の3種類を設定した。

組み合わされるギアボックスはすべて8速AT。グレード構成はエントリーながらバランスのいい装備の「Allure」と308の新技術をすべて注ぎ込んだ上級モデルの「GT」の2種類。さまざまな選択肢を用意することで、多様化する顧客のニーズに幅広く対応するという。価格レンジは305.3万円(「308 Allure」)から530.6万円(「308 SW GT HYBRID」)。