ベビーカレンダーは4月20日、「生理の貧困」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2月25日~3月1日、同社サービスを利用した22~45歳の子育て中の女性1,123名を対象にインターネットで行われた。

  • 生理用品を手に入れるのに苦労した経験について

    生理用品を手に入れるのに苦労した経験について

「これまでの人生で生理用品を手に入れるのに苦労したことがありますか?」と質問したところ、18.3%が「ある」と回答。その時期について聞くと、「中学生時代」(39.0%)が最も多く、次いで「社会人時代」(31.9%)、「高校生時代」(26.1%)という結果に。

これまで「生理の貧困」は、コロナ禍の学生など若年層の問題として取り上げられることが多かったが、今回の調査結果から、生理の貧困は回答者層(22〜45歳)が中学生であった10年〜30年以上前から存在し、また、若年層だけの問題ではないことがわかった。

  • 生理用品を手に入れるのに苦労した理由

    生理用品を手に入れるのに苦労した理由

続いて、「生理用品を手に入れるのに苦労した理由」を質問したところ、最も多い回答は「恥ずかしいなど心理的な理由」が53.5%と過半数を占め、次いで「経済的な理由」(23.7%)、「家庭の事情」(12.3%)という結果に。

一般的に「貧困」という言葉から連想されるのは経済面だが、生理の貧困については、心理的なハードルにより生理用品にアクセスでない状態からも生じていることがうかがえた。