JR九州は8日、クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」に関して、「100年をこえる物語をつなぐ。」をコンセプトに、2022年秋からコースを刷新するとともに、車両内の設備もリニューアルすると発表した。
車両のリニューアルにより、乗車定員は最大10室20名(現在は最大14室30名)となり、サロン、茶室、ギャラリーショップ、バーラウンジが設けられる。コースも刷新され、3泊4日コースに霧島コース(2022年10~12月)と雲仙コース(2023年1~3月)を設定するほか、1泊2日コースでは初めて南九州を走行する九州周遊コース(2022年10月から2023年3月まで)を用意した。
新たに設置されるサロンと茶室は、これまで食事など提供していた2号車のリニューアルで誕生。乗客同士の出会いや語らいの場としてだけでなく、車内アクティビティの場所としても活用される。茶室は九州各地の銘茶を中心にそろえ、クルーや茶師が茶を提供する本格的なつくりとなる。
ギャラリーショップとバーラウンジは3号車に設置。ギャラリーショップでは九州各地のさまざまな工芸品を展示するほか、オリジナルグッズも販売される。バーラウンジには専属のバーテンダークルーが乗車し、より上質な時間を提供する。
コースの刷新にともない、料理も新しく生まれ変わる。九州の恵まれた環境で育った四季折々の食材を九州各地の名シェフが手間暇かけて準備するとのこと。