モバイル社会研究所は3月30日、中学生のキッズケータイ(フィーチャーフォンを含む)およびスマホ持ち始め時期についての調査結果を発表した。調査は2019年〜2021年にかけて小中学生の子どもとその保護者を対象に行われたもの。

  • 小中学生 キッズケータイ(フィーチャーフォンを含む)持ち始め時期 経年変化

まず、小中学生のキッズケータイ持ち始め時期については、全体的に低年齢化している事が分かった。男女別では、女子の方が早く持ち始める傾向があったものの2021年では男女差がほぼなくなっている。2019年全体の平均は、約9.1歳、2021年は約8.1歳。2年間で約1歳の低年齢化という結果となった。

2021年のキッズケータイ持ち始め時期の年齢分布については、6歳、7歳がピークで、小学校入学後から徐々に増えていく傾向が見られた。

  • 小中学生 キッズケータイ(フィーチャーフォンを含む)持ち始め時期 年齢分布

続いて、スマホ持ち始め時期についても低年齢化している事が判明。スマホに関しては、どの年においても女子の方が早くにスマホを持ち始める傾向にある事も分かった。2019年全体の平均は約11.3歳、2021年は約10.6歳となり、2年間で約0.7歳の低年齢化となっている。

  • 小中学生 スマホ持ち始め時期 経年変化

2021年のキッズケータイ持ち始め時期の年齢分布については、小学校の高学年から増加傾向に。中学校入学の時期に近い12歳がピークとなる事が分かった。

  • 小中学生 スマホ持ち始め時期 年齢分布