お笑いタレントの今田耕司が、13日に放送されたバラエティ番組『日曜日の初耳学』(MBS・TBS系/毎週日曜22:00~)にゲスト出演。あるタレントとの過去の軋轢を明かしたほか、仕事に対するスタンスを語った。
一タレントとしてだけでなく、『M-1グランプリ』や『オールスター感謝祭』など、さまざまな番組でMCとして活躍する今田。デビューから1年後には、ダウンタウンの人気番組『4時ですよ~だ』に出演、ダウンタウンが東京進出後は『ダウンタウンのごっつええ感じ』で全国的な知名度を上げたが、「行った先行った先で、ラッキーなことがただ続いた」と回顧。「“ダウンタウンさんが求められてるんや”っていうのは、常にありました。“絶対勘違いするな!”って、自分に言い聞かせてましたね」と、若かりし頃を冷静に振り返った。
また、当時、「心の中に銃を持っていた」という今田は、「共演者と、“さあ、どっちが笑いを取りましょう”って。向こうも何かしら武器を持ってると思ってた」とその真意を吐露。東京に進出したばかりの頃、『殿様のフェロモン』で、タレントの中山秀征とMCとしてタッグを組んだ際も、「ヒデちゃんにめちゃくちゃ迷惑かけましたよ。表立っては揉めてないですけど、水の下で蹴り合ってるみたいな。僕が勝手に蹴ってたんですよね(笑)」と語り、「“これこそ戦いや!”と思って、拳銃、ナイフ、連射バズーカと、ありとあらゆる武器を持ってましたもん」と、血気盛んだった頃の軋轢を明かす場面もあった。
そんな自身の過去を振り返りつつ、「“あの若手とんがってる”とか、それはそれでそういう時期でいいじゃんって思いますけどね。そこで嫌われて仕事がなくなったとしても、実力さえあったら、“こういう風なことはしたらあかんねん”って、次の成長につながってると思うから」と、若手タレントたちにメッセージを送った今田。「上が詰まっているから、下がなかなか活躍できない」とよく言われていることについて、「それは通用しないような気がする。やっぱり奪っていくというか」「あんまりカッコ良くないことかなと思いますね。僕が若手やったら、言いたくないですね。“自分は実力ないですよ”って言うてるようなもん」とバッサリ切り捨てる場面も。
最後に今田は、現在の活躍について、「自分の中で“ヤバイヤバイ”っていうのは、ずっと繰り返してますよ。でも、そのときに誰かが声をかけてくれたりとか。“俺は、他人から言われてやってるのが向いてんねんな”っていうのは思いましたね」と吐露。これまでも、他人からの提案を素直に受け入れてきたそうで、「他人が見てる自分の方が、自分は面白いというか、気づかされるというか。自分で自分のことって、本当に分かってないと思うんですよ。“他人から見た自分が自分”やなと思って」と話し、「よく色んなジャンルで言われることだけど、“誰かが見てくれてる”っていうのはホンマやなって」と、与えられた仕事を一生懸命にやる大切さを、身を持って実感している様子だった。