ペットフード協会、日本ペット用品工業会、メッセフランクフルト ジャパンは3月7日、「ペットとのライフスタイルに関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2022年2月4~8日、調査対象は首都圏に居住する20~59歳の個人、有効回答は1,080人(多頭飼育の場合は年長のペットについて回答)。
コロナ禍で体重が増えたペットは27.8%
コロナ禍以降のペットの体重変化を聞くと、「とても増えた」と「増えた」の合計は27.8%。体重が増えた割合を犬と猫で比較すると、猫30.5%、犬25.0%と、猫の方が5.5ポイント高いことがわかった。獣医師の徳本一義先生は、「ともに暮らす人間の生活環境の変化に、ペットも影響されていることが要因だと思います。一緒に外出する時間が減る一方で、テレワークの普及などで一緒に過ごす時間が増えることにより、フードやおやつを与え過ぎてしまうご家庭が多くなっているようです」と分析している。
ペットの飼育に関連するIT技術「ペットテック」について尋ねると、半数以上が利用経験者あるいは興味があると答え、最も利用されていた技術は「ペットのオンライン見守りサービス」で17.8%。今後期待されるサービスについては、「獣医師によるオンライン診療」が37.6%で最多となった。
慢性的な疾患や病気の有無を問うと、22.6%が「疾患があり通院している」と回答し、飼い主の約5人に1人がペットのなんらかの疾患により、動物病院に通院していることが判明。また、通院の有無に関わらず、「疾患がある」と答えた割合は33.5%となった。
この他、ペットを通じて「オンラインでの知り合い・友人ができた」人は、猫オーナー30.3%、犬20.3%。「リアルで会う知り合い・友人ができた」人は、犬32.2%、猫26.8%。ペットを通じて「恋人・家族ができた」人は、猫9.6%、犬4.8%となった。