仕事へのやる気が出ない、出ても続かない、といった悩みを抱える人は多くいるでしょう。 嫌々業務をこなしているような状況が続くと、気を病んでしまったり周りにネガティブな影響を与えてしまったりする可能性が。このような時は、原因を見つけて対処法を考える必要があります。
今回は、仕事のやる気が出ない原因や、やる気を出すための方法を生活面、仕事面別に紹介。「何だかやる気が出ない…」と感じている人はぜひチェックしてみてください。
仕事のやる気が出ない原因
仕事のやる気が出ないと、ボーッとしてしまったり他のことを考えてしまったり、仕事がはかどらずに、とにかく仕事の生産性が下がりがち。会社にとってよくないだけでなく、自身にとっても、やる気が出ない状態で仕事を続けるというのは苦痛でしょう。まずは、仕事のやる気が出ない時に考えられる主な原因を紹介します。
心身が疲弊している
残業が多くとにかく忙しかったり、仕事が多忙で睡眠時間が削られてしまっていたりと、余裕がない時は要注意です。精神面の疲れから始まって徐々に体にも不調をきたす、ということもあるので、しっかりと休みをとるための対策を考えなければなりません。
職場の人間関係が悪い
仕事は一般的に1日の3分の1もの時間を占めています。残業が多い場合には、半分近くの時間を占めていることもあるでしょう。
職場の人間関係が悪いと、コミュニケーションを取ることすらストレスに感じてしまったり、仕事以外の部分で余計に気を遣ったりと、疲れがたまってしまいます。人間関係の良し悪しは、やる気に大きくかかわるといっても過言ではありません。
仕事にやりがいを見出せない
興味や関心のある仕事ができない場合や、自分の能力やスキルに合っていない仕事を任された場合は、やる気を無くしてしまうこともあるでしょう。仕事にやりがいを見出せないと、何かを習得しよう、目標を立ててそれを達成しよう、と自分のモチベーションを維持するのが難しいものです。
プライベートで嫌なことがあった
仕事とプライベートは完全に切り分けられているという人もいるかもしれませんが、プライベートでの状況が仕事にも影響してしまうという人も少なくないでしょう。基本的に仕事とプライベートはバランスが大切。きちんとバランスが取れていれば充実感を得やすくなりますが、どちらか一方の比重が大きすぎたり、どちらか一方で嫌なことがあったりした場合は、もう一方もやる気を無くしてしまいがちです。
お給料が低い
仕事のモチベーションとなるものは人によってさまざま。お給料が最も重要だという人も多いでしょう。仕事のモチベーションがお給料である人にとって、お給料が低く、仕事の量や費やした時間に見合っていないと感じるような環境は、「頑張るだけ無駄」という気持ちになり、仕事へのモチベーションが下がってしまう原因になります。
仕事のやる気を出すための方法【生活面】
上記では、仕事のやる気が出ない理由として考えられるさまざまな原因を紹介しました。では、仕事のやる気を出すためには何をすればよいのでしょうか。ここからは、生活面でできる対処法を紹介します。
睡眠をしっかりとる
睡眠時間が少なく疲れがたまっていくと、仕事だけでなく何事に対してもやる気が出ずモチベーションが下がってしまうもの。頭の中をリフレッシュさせるためにも、睡眠時間はしっかりと取るようにしましょう。夜更かしが習慣になってしまっている人は、リズムを戻すための方法を考えてみてください。
プライベートを充実させる
仕事とプライベートはバランスが取れていることが大切。仕事以外の時間でも仕事のことを考えるようになってしまう時には、プライベートを充実させ仕事の後に楽しみを作るというのも有効な手段です。仕事が終われば楽しいことが待っている、と考えられればやる気が生まれることもあるでしょう。
運動をする
どうしてもやる気が出ない時は、体を動かしてみるのも一つの方法です。ジムに行ったり、ランニングをしたり、家の中でストレッチをするだけでもリフレッシュできます。
思い切って仕事を休む
どうしてもやる気が出ないという時には、思い切って仕事を休んでみてもいいかもしれません。仕事のことを忘れてリフレッシュする時間を作れば、メリハリが生まれて仕事のやる気が生まれる可能性があります。
仕事のやる気を出すための方法【仕事面】
仕事のやる気を出すためには、仕事面でできる対処法も多くあります。仕事のやる気が出ずに困っているという人は、ぜひ参考にしてみてください。
環境を変える
異動を希望して環境をガラッと変えてみるのも一つの手段です。仕事内容や部署の人間関係が原因で仕事のやる気が出ないという場合は、異動することで働く環境や仕事内容が変わり、やる気が戻ってくるかもしれません。
給与交渉をする
お給料が仕事量や時間に見合っていないと感じてやる気が出ない場合は、思い切って給与交渉をしてみましょう。もちろん、給与交渉は決して簡単なことではありません。しかし、話してみたら意外にもすんなり受け入れてもらえることもあるかもしれません。まずは、交渉の余地があるかどうかを探ってみるといいでしょう。
上司や同僚に相談する
一人でモヤモヤを募らせているのであれば、上司や同僚に相談してみましょう。仕事や悩みを解決する突破口が見つけられるかもしれません。また、話すだけでも気持ちがスッキリすることがあるでしょう。
目標を作る
仕事における目標があれば、その目標をどうしたら達成できるかを考えたり、目標を達成させるというモチベーションを持ったりして働くことができます。目標をクリアした際に達成感も味わえるので、「また次の目標に向かって頑張ろう」といった持続的なやる気をもたらすかもしれません。
好きなアイテムを取り入れる
新しい文房具や好きなアイテムなどを取り入れて、仕事中も視覚的に楽しめるような環境を作るのも手軽にできておすすめの方法です。自分の好きな服装や持ち物で周りを固めて、お気に入りの物が目に入るだけで気分が上がるようにすると、自然とやる気が出てくることもあるでしょう。
在宅勤務で仕事のやる気が出ない時は?
近年は在宅勤務を実施している企業が増えてきています。家にいながら働くことができ、人に会わなくていいというメリットがある一方で、メリハリをつけるのが難しく、なかなか仕事のスイッチが入らない人も多くいるでしょう。ここでは、在宅勤務の時のやる気の出し方を紹介します。
外出時の服装に着替える
家で働けるとなると、パジャマのまま仕事をしているという人もいるかもしれません。しかしパジャマなどの部屋着のままだとリラックスしすぎてしまい、気が引き締まらないこともあります。このような場合は、仕事モードに切り替えるために外出時の服装に着替えるのがおすすめです。
休憩時間を設定する
仕事をする時間にメリハリをつけることはとても大切です。集中して作業する時間を設定し、○時間働いたら○分休むというような予定を立ててみてください。働く時はしっかり働いて、休む時はしっかり休むようにしてみましょう。
集中できる環境を整える
ベッドやソファが近くにあると、ついついリラックスしすぎてしまうもの。部屋のスペースに余裕がある場合は、なるべく離れた場所で作業を行う方がいいでしょう。また、机を壁に向かいあわせて集中できる環境を整えたり、窓を開けて外の風が入るようにしたり、スマートフォンやゲームなど、仕事の邪魔になるものは見えないところにしまっておくのもおすすめです。
タスクを管理する
在宅勤務は仕事をする時間があいまいになりがち。このような時は、カレンダーにタスクやスケジュールを記入して見える化したり、タイマーをセットしたりして、時間制限を設けるのも有効でしょう。
仕事のやる気が出ない時はさまざまな方法を試そう
誰にでも仕事のやる気が起きない時はあるものです。このような時は、環境を変えてみたりプライベートを充実させたりと、上記で紹介したような仕事面・生活面での対処法を取り入れてみてください。
しっかりと睡眠時間をとって心身ともにゆっくり休んだり、リフレッシュになるようなことを始めてみたりするのもおすすめです。また、最近は在宅勤務が続き、仕事のスイッチを入れるのが大変という人も多いでしょう。仕事に集中できる環境を整えれば、やる気を出すことができるかもしれません。ぜひ今回の対処法を試してみてはいかがでしょうか。