クロス・マーケティングは2月28日、「働く場所やテレワークに関する調査(2022年)」の結果を発表した。同調査は2月15日~18日、首都圏に在住する20~69歳の有職者男女約2,026人を対象に、インターネットで実施した。

  • 58%が「会社や現場を中心に働きたい」と回答 - その理由は?

    テレワークの実施状況

今までにテレワークの実施率を調べたところ、61%が「実施経験あり」と答えた。その中で、まん延防止等重点措置期間中である、直近1か月のテレワーク実施率は49%だった。年代別に見ると、20代の1か月間の実施率は52%とやや他の年代より高めだが、年代によるテレワーク実施率に大きな差は見られなかった。

この1か月間のテレワーク実施回数について聞くと、32%が「ほぼ毎日」と答えた。一週間の半分以上でテレワークをしている人(週3日以上)は、63%となっている。テレワークの意向について尋ねると、74%が「今後、月に1日以上テレワークをしたい」と答えた。特に、30代の意向者は79%と高かった。

  • 58%が「会社や現場を中心に働きたい」と回答 - その理由は?

    テレワークの実施意向

「会社や現場」「テレワーク」のどちらで働きたいか尋ねたところ、「会社や現場」が58%、「テレワーク」が43%だった。年代別に見ると、60代は「会社や現場」を中心に働きたいという意向が高かった。

  • 58%が「会社や現場を中心に働きたい」と回答 - その理由は?

    働きたい場所

「会社や現場」で働きたい人の理由としては、「会社の方が仕事に集中できる/効率が良い」「コミュニケーションが取りやすい」「onとoffの切り替え/メリハリをつける/公私を分ける」という意見があった。

一方、「テレワーク」 で働きたい人の理由は、「移動時間がもったいない/その時間を有効に使いたい」「満員電車の通勤はストレス/苦痛」「プライベート時間が取れる/時間にゆとりができる」など、移動時間の長さや満員電車への不満が多かった。

仮にテレワークを行うのであれば、どんな場所がよいかを聴取したところ「自宅」(82%)が最も高く、次いで「コワーキングスペース」「サテライトオフィス」となった。

  • テレワークをしたい場所