川島は、2016年4月放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』でがんを公表した。公表を決断するまではかなり悩んだという。
「1年半ぐらいずっと悩みました。芸人という仕事をしているので、がんのイメージがついてしまうと笑えないんじゃないかなって。でも言わないと逆に周りの人たちにも迷惑がかかる。僕の場合は傷がけっこうあったので、お風呂に入るロケとか服を脱ぐときに隠すのが大変で。今は言ってよかったなと思うことが多いです」。
がん公表後は講演の仕事が増え、さらに、YouTubeで料理チャンネルを開設したり、レシピ本を出版したり、eスポーツにも挑戦するなど、芸人の枠を超えて活動している。
川島は、がんになったことで「人生何が起こるかわからない」と身をもって感じ、「やれることはすぐやろう」という考えに変わったと明かす。
人から「死に急いでいる」と言われることもあるという。「それぐらいいろいろやりすぎているときもありますが、健康な状態から急に病気になったので。息子も、今は大丈夫ですが、いきなり血小板が減少する突発性の病気になってしまって。急になることが多いので、やれることは今のうちにすべてやりたいと思っています」。
川島個人の仕事が増えていき、相方・金田も俳優業など個人の仕事に尽力。以前から2人で個人でも活躍できることを目指していたそうで、「今、一番いい感じだよね」と話しているという。川島は「お互いに好きなことをやって個人でもスキルアップし、はんにゃという母体に還元できたら」と語る。
特に講演会が川島にとって大きな経験に。「しゃべるのが苦手なタイプでしたが、講演会では60分とか90分とかしゃべらないといけない。回数を重ね、今はもう60分くらいしゃべりたくなるんです」とトークに対する苦手意識を克服。バラエティやイベントなどでのトークにも生きているか尋ねると「ちょっとずつ」と笑った。