俳優の桜田通が19日、都内で「桜田通『SMILE』CALENDAR」発売記念イベントを開催。イベント前に行われた取材会では30代になって意識が変化したことを明かしていた。

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本カレンダーのテーマは「SMILE」。これまであえてクールな表情に徹してきた20代のカレンダーとは打って変わって30代最初のカレンダーとなる本作では笑顔を解禁。友人に見せるような普段の桜田通の表情が見られる。

20代は公の場であまり笑顔を見せることがなかったという桜田。その理由について「こういう取材ってすごく緊張してしまい、なかなか自然な表情を出すことができなかったんです」と説明すると「変に笑うとぎこちないし、そのイメージがついてしまうのはどうなんだろうと思って、20代はあえて笑顔を作らないようにしていたのですが、30代になり、なんかこだわりがなくなったので、自然体な自分でいようと決めたんです」と変化を述べる。

写真集には自然体の桜田が映し出されている。特にお気に入りは8月のカット。「ポケモンセンターで撮った写真ですが、僕はミュウツーが好きで、自然と笑顔になれるんです」と笑うと「ちょうど昨年12月、僕の誕生日を迎えたあとに撮っていただいた写真なので、本当の30代の僕が写っています」と語っていた。

30代になった感想について「実はそんなにうれしくなかったんですよね」とつぶやくと「もちろん年を重ねていく喜びはあるのですが、僕の仲の良い俳優仲間たちは1、2歳年下が多いので、なんか自分が先に30代になるのがちょっと嫌だなと思っていたんです。あとは、何をやっても20代だと『若いのに頑張ったね』と言っていただけていたのが、30代になると『当たり前だよね』と思われてしまうような……。若さの特権がなくなった感じがしますよね」と苦笑いを浮かべていた。

20代は自分がやりたいなと思っていたことにアプローチできた時期だと語った桜田。30代は「音楽、ファッション、お芝居など一つ一つに時間をかけて深めていける10年にしたい」と意気込みを語ると「30歳になってフッと肩の力が抜けたので、もっと自由に自分らしくいられるようにしていきたいです」と抱負を述べていた。