ジェイドコーポレーションは2月16日、「テレワークとクラウドPBX」に関する調査結果を発表した。同調査は1月13日~16日、従業員300名以下の中小企業の総務担当者510人と経営者516人を対象にインターネットで実施した。

  • 現在のテレワークの状況について当てはまるもの

総務担当者に、現在のテレワークの状況について尋ねたところ、40.2%が「している」、34.9%が「したことがない」と回答した。したことがないと回答した人にその理由を聞くと「テレワークできない業種だから」「会社にかかってくる電話がとれなくなるから」「システムのセキュリティの問題」などの回答が寄せられた。

テレワーク中、会社にかかってくる電話はどのように対応しているか尋ねると、「携帯(スマートフォン)に切り替えて応対している」(41.0%)が最も多かった。次いで多かったのは「一部の社員が電話番のため出社している」(22.6%)だった。

会社の電話対応について、従業員から(もしくはご自身の)不満の声はあるか聞くと、5割が「大きな不満がある」「やや不満がある」ご答えた。どのような点が不満か尋ねると、「在宅勤務だと内線電話が使えない」「担当者が在宅かそうでないかのスケジュール把握が面倒」「自分の携帯に業務の電話がたくさん掛かる」「テレワーク時に資料が不足し回答できない」といった回答が集まった。

  • テレワークで困るのは電話対応?

今後、会社にかかってくる電話はどのようにしたいか尋ねると、40.8%が「会社以外(在宅)でも受けられるようにしたい」と回答した。27.3%が「個人で使っている携帯(スマートフォン)で電話を受けたい」、22.9%が「現在使用している電話番号で電話を受けたい」と答えている。現場の声が経営者に届いていないという実感はあるか聞くと、75%以上が「とてもそう感じる」「ある程度そう感じる」と回答した。

  • 「会社にかかってくる電話は在宅でも受けられるようにしたい」と40%が希望。75%以上が「現場の声は経営者には届いていない」

経営者に、自身が経営する企業のテレワークの状況について、どのくらい課題を感じるか尋ねたところ、6割近くが「とても多く課題を感じる」「ある程度課題があると感じる」と答えた。

  • 自身が経営する企業のテレワークの状況について、どのくらい課題を感じていますか

会社にかかってくる電話を在宅で受けられるサービス(クラウドPBX)について知っているか聞くと、72.9%が「知らない」と回答した。自身の考え方や条件にマッチしたクラウドPBXがあったら導入を検討したいか尋ねたところ、半数近くが「積極的に検討したい」「ある程度は検討したい」と答えた。

  • 半数が「自身の考え方や条件にマッチしたクラウドPBXがあったら導入を検討したい」