土屋鞄製造所は3月より、大学生を対象とする「有給の長期インターンシップ(就業体験)」を実施すると発表した。同社が長期インターンシップを行うのは初めてとなる。

  • リモートで企画職の就業体験をする様子(イメージ)

募集対象は学年を問わない大学生および大学院生で、募集人数は100人。時給は1,100円から、期間は最短1日～最長4年間とし、職種は40種以上が用意される。職種の選定は、希望やスキルを面談時にヒアリングしながら、適した内容を本人が選び、特定の終了日は設けられない。

体験できる職種は製造体験や商品企画サポート、UI(ユーザーインターフェース)・UX(ユーザーエクスペリエンス)改善などは本人の能力等に応じて割り当てられるほか、各店舗での販売や経営会議への参加、採用イベント企画などを中心に受け入れとなる。

  • インターンシップで体験できる職種のイメージ 店舗での販売

インターンシップへのエントリーは、氏名や希望職種、週当たりの勤務可能時間数などを入力し数分で完了。志望動機や自分の強みなどの記載欄は一切なく、同社に関心を持った学生は気軽に採用選考に進むことができる。応募者に対しては、全員とテレビ会議システム「Zoom(ズーム)」を活用したオンライン面談が実施される。

  • Zoomを活用したオンライン面接(写真は同社の人事担当)

「学生時代の経験」や「自己PR」といった従来のフィルターを通さず、「素」の学生と出会い、互いに高め合う関係を作りたいという思いがあるという。