2022年は2月14日(月)がバレンタインデー。この時期、会社勤めの女性は、職場の男性に義理チョコやプレゼントをあげるのか、そしてその値段はいくらにするのかなどについて頭を悩ませるのではないだろうか。

近年は職場における「義理チョコ文化」が無くなってきているとも聞くが、実際のところはどうなのだろうか。今回、マイナビニュースの女性会員500名に義理チョコをあげるかどうか、そして金額はいくらぐらいにするのかを聞いた。義理チョコを購入する際の参考にしてみてほしい。

バレンタインに義理チョコをあげる人の割合

Q.バレンタインデーに義理チョコやプレゼントをあげますか

  • 義理チョコあげますか?

はい:211名
いいえ:289名

アンケートの結果、プレゼントを「あげる」が42.2%「あげない」が57,8%あげないが15,6%上回る結果となった。過去の結果と同様に「あげない」と回答した人が「あげる」と答えた人より多いことがわかる。

参照 :
(職場のバレンタイン「やらない」が多数派 - 実は期待してる男子は多い?

また、義理チョコを欲しいという男性は53.7%という結果だったので、単純に計算して1割強の男性が義理チョコを貰えないということになる。

バレンタインデーの義理チョコの相場

  • 義地チョコの相場

Q.義理チョコの予算はいくらぐらいを予定していますか?

続いて義理チョコの予算について質問してみた。

  • 義理チョコ何円ですか?500円~999円など

義理チョコの予算に関する回答は以下の通り。

  • 「500円~999円」(38,9%)
  • 「1,000円~1,999円」(25,6%)
  • 「1円~499円」(21,8%)
  • 「2,000円~2,999円」(5,7%)
  • 「3,000円~3,999円」(5,2%)
  • 「0円」(2,8%)

最も多かった回答は「500~999円」で38,9%だった。2位以降は「1,000~1,999円」(25,6%)、「1~499円」(21,8%)、「2,000~2,999円」(5,7%)、「3,000~3,999円」(5,2%)、「0円」(2,8%)という結果だった。この回答を見ると、義理チョコの予算を1,000円未満に抑えたいと考えている女性が約6割に及ぶことがわかる。

ちなみに男性にもらいたい義理チョコの予算を聞いたところ、こちらも最多が「500円~999円」(35.1%)となった。男女ともに予算感が一致していることから、「露骨に安く感じさせることなく、かといって負担になりすぎない金額」が義理チョコの予算として好まれそうだということがうかがえた。その事実を裏付けるように、予算を選んだ理由の大半が「相手が気を遣わないでいい価格だから」という意見だった

以下に義理チョコの予算に関するコメントをまとめた。

500円~999円

  • 「以前は仕事関係等でもっと単価の低い物を多く買って渡していたが、コロナ禍なので、身内や友達だけにあげている。500円や1,000円が年齢的にも見た目にも丁度いい」(48歳女性)
  • 「義理ならそれぐらいで十分だと思ったから」(30歳女性)
  • 「仕事上のことなのであまりにも安いと失礼だが、数も配りたいので」(28歳女性)
  • 「手頃な量が、これぐらいの値段だから」(27歳女性)
  • 「500円は超えないとおいしそうで見た目がいいものが買えないので」(44歳女性)
  • 「相手が気負わないで軽く受け取れる金額だから」(32歳女性)
  • 「形式的なものだし、高すぎると相手にもかえって負担になるので気楽な値段として妥当だから」(29歳女性)

1,000円~1,999円

  • 「気を遣いすぎていないくらいがよいと思いましたので」(33歳女性)
  • 「高すぎず、安すぎない価格帯かなと思って」(30歳女性)
  • 「義理だけど、お世話になったのでそれくらいの物をあげたい」(36歳女性)
  • 「義理なのであまり高価だと誤解されますし、お返しに気を遣ってもらいたくない。最悪、お返しがなくても気にしないですむ妥当な金額です」(40歳女性)

1円~499円

  • 「あくまでも『義理』なので、お返しを考えなくてもすむような金額にしたいです。パッと見でだいたいの金額がわかるような既製品の小さなチョコ菓子を何種類か袋に包む予定です」(44歳女性)
  • 「義理なので安い物ですませる」(40歳女性)
  • 「義理チョコにそこまで金額をかけたくないか」(28歳女性)
  • 「相手にも義理だと伝わるように義理だと思う金額」(36歳女性)

2,000円~2,999円

  • 「職場で決まっているから」(37歳女性)
  • 「あげる人が少ないので妥当な値段かなと思っています」(48歳女性)
  • 「あげたついでに自分も食べて帰ろうと思っているから」(47歳女性)

3,000円~3,999円

  • 「義理かどうかではなく、贈り物としての値段です」(45歳女性)
  • 「できるだけ良いものをあげたいからです」(34歳女性)
  • 「高級チョコの詰め合わせをいつも購入しているからです」(59歳女性)

2,000円~3,999円など単価が上がってくると義理よりも贈答の類であげているという方が散見された。

義理チョコ以外のプレゼント

Q.義理チョコ含めてプレゼントは何をあげますか?

  • 義理チョコは何をあげますか?チョコレート、洋菓子、クッキーなど

バレンタインに何を渡すかという問いには、王道の「チョコレートを渡す」という回答が圧倒的に多かった。

  • 「チョコレート」(82%」
  • 「洋菓子」(6.2%」
  • 「クッキー」(4.7%」
  • 「和菓子」(2.8%」
  • 「その他(自由回答)」(2.4%」
  • 「筆記用具など」(1.9%」

その背景には「チョコレートは無難に喜んでもらえる」「チョコ以外の選択肢を考えるのが面倒」といった考えもあるのかもしれない。

義理チョコのお返しへの期待

Q.義理チョコのお返しは欲しいですか?

はい:51.2%
いいえ:48.8%

義理チョコのお返しが欲しいかどうかを尋ねたところ、「はい」「いいえ」がほぼ半々という結果となった。

Q.義理チョコのお返しは、あげたチョコの何倍程度の金額帯が嬉しいですか?

  • 義理チョコのお返しは何倍返しがいい?2倍返し
  • 「2倍~5倍」(48.1%)
  • 「同程度(1倍)」(45.4%)
  • 「6倍~10倍」(3.7%)
  • 「11倍以上」(2.8%)

「義理チョコのお返しに気を遣ってもらいたくない」という意見が目立ったものの、実際にお返しとして希望する金額帯を聞くと、「2倍~5倍」が僅差で1位となった。

義理チョコの予算として「500円~999円」をあげている女性が最多であったことから、男性側は最低でも1,000円以上のお返しを用意したほうがよいだろう。

以下に女性側の回答をまとめた。

2倍~5倍

  • 「相手の負担にならず、ちょっと高い物」
  • 「3倍返しでお願いいたします」
  • 「いいお返しのほうが嬉しいから」
  • 「少し上乗せされてるとやはり嬉しい」
  • 「男の人は見栄があるから期待というより、そこそこの値段の物をくれると思う」
  • 「気持ちを届けているので、その気持ちを受けてもらえると! 2倍ぐらいになるかなと思う」
  • 「同等だと男のプライドに関わると思うから少し高めにしている」

同程度(1倍)

  • 「お互いにちょうど良い気がします」
  • 「何かをもらえれば嬉しいです」
  • 「同じくらいもらえれば十分」
  • 「義理チョコなので同程度のお返しが良い」
  • 「いい感じです。ピタリと思う」

6倍~10倍

  • 「毎年その程度のお返しがあるので、今年も期待してます」
  • 「高いものの方が嬉しいから」

11倍以上

  • 「このくらいほしいです」
  • 「高級なほど嬉しいから」
  • 「何倍返しかにするのは当然です」

お返しに何が欲しいですか

  • 「洋菓子」(45.4%)
  • 「チョコレート」(23.1%)
  • 「クッキー」(19.4%)
  • 「筆記用具など」(5.6%)
  • 「和菓子」(2.8%)
  • 「その他(自由回答)」(2.8%)

お返しは洋菓子がチョコレートの2倍弱という結果になった。ただし洋菓子と言っても、クッキーやマカロンなど幅広いため、もらった女性の好きそうな洋菓子を事前にチェックしておくのがよさそうだ。

調査時期: 2022年1月23日
調査対象: 女性マイナビニュース会員
調査数: 500人
調査方法: インターネットログイン式アンケート