リスクモンスターは1月31日、「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査の結果を発表した。調査は2021年11月22日~25日、新卒入社1~3年目の男女600名を対象にインターネットで行われた。

  • 「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査/勤続意欲

    「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査/勤続意欲

「当面3年間に対する仕事・会社に対する勤続意欲」を聞いたところ、3年後も「勤務し続けていると思う」(55.5%)が「勤務し続けていないと思う」(44.5%)を上回ったものの、前回からは3.7ポイント減少した。

入社年次別では、新卒入社1年目~3年目の全ての年次において「3年後も勤続」が過半数となった一方、新卒入社1年目(58.5%)は前回から7.5ポイント、新卒入社3年目(51.0%)は前回から5.5ポイント減少する結果に。また、入社1年目において最も勤続意欲が高く、年数の経過とともに勤続意欲が低下する傾向が見てとれた。

  • 勤め続けたい理由

    勤め続けたい理由

「3年後も勤続」と回答した理由を尋ねたところ、前回同様、1位「福利厚生が充実している」(29.4%)、2位「給料が良い」(26.1%)、3位「勤務時間や休日が自分に合っている」(24.0%)という結果に。次いで、4位「仕事に誇りを持って取り組める」(15.3%)、5位「自分の成長が見込める」(同12.0%)と続いた。

一方、「3年以内に退職」と回答した理由としては、1位「給料が低い」(36.0%)、2位「仕事にやりがいを感じない」(22.1%)、3位「最初から転職するつもりだ」(19.5%)と、こちらも前回と同様の結果に。給料や福利厚生、勤務時間については、勤め続けたい理由と勤め続けたくない理由どちらにおいても上位を占めており、勤続意欲に強く影響を与えていることがうかがえた。

  • 入社後にイメージが悪化した入社理由

    入社後にイメージが悪化した入社理由

次に、現在の勤務先を就職先として選択した際の選択理由を調査したところ、1位「福利厚生が充実している」(27.8%)、2位「勤務時間や休日が自分に合っている」(24.7%)、3位「給料が良い」(22.0%)という結果に。入社理由の上位項目と、前問いの勤続希望理由の上位3項目が一致していることから、入社時の期待が現状において満たされていることが勤続意欲の向上に繋がっていると言える結果に。

また、入社後にイメージが悪化した入社理由では、「給料が良い」(50.8%)、「社員の定着率が高い」(50.0%)、「福利厚生が充実している」(42.5%)が上位に。また、「仕事に誇りを持って取り組める」「自身の成長が見込める」「会社に将来性がある」においては、「3年以内に退職」の回答率が40%を超えており、「3年後も勤続」と比較して10ポイント以上高いことから、入社前の期待と入社後のギャップにより退職希望につながりやすい項目であることがわかった。