パーソルキャリアは1月31日、「職種別の残業時間」に関する調査結果を発表した。調査は2021年8月19~23日、20~59歳の男女正社員1万5,000人を対象にインターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず「平均残業時間が少ない職種TOP10」を見ると、1位「秘書/受付」「医療事務アシスタント」、3位「営業事務アシスタント」、4位「金融業界の代理店営業」、5位「一般事務アシスタント」、6位「金融事務アシスタント」、7位「経理/財務事務アシスタント」、8位「薬事」「金融業界の個人営業」、10位「MR」「企画/マーケティング関連事務アシスタント」となった。

  • 平均残業時間が少ない職種TOP10

次に、「前回から残業時間が減った職種」を見たところ、1位「教育/スクール」、2位「調理/ホールスタッフ/フロアスタッフ」、3位「研究(医療系)」「美容関連職(理美容/エステ/マッサージ)」がトップスリーだった。

  • 前回から残業時間が減った職種

さらに「平均残業時間が多い職種TOP20」を見ると、1位「設計監理/施工監理/コンストラクションマネジメント」、2位「プロデューサー/ディレクター/プランナー(出版/広告/Web/映像関連)」、3位「施工管理」、4位「建築設計/デザイン/積算/測量」、5位「人材サービスの営業」、6位「電機メーカーの営業」、7位「機械設計/金型設計/光学設計」、8位「組み込みエンジニア」「経営企画/事業企画」、10位「インフラコンサルタント」がトップテンという結果だった。

  • 平均残業時間が多い職種TOP20

そして、「前回から残業時間が増えた職種TOP20」を見たところ、1位は「電機メーカーの営業」となっている。

  • 前回から残業時間が増えた職種TOP20

doda編集長の喜多恭子氏は「残業時間の削減は収入に影響を与え、収入の減少が働く人々の仕事へのモチベーションを下げかねません。企業は、残業手当ありきの給与形態を見直すなど、制度の在り方自体の検討が必要かもしれません」とコメントする。