あいの風とやま鉄道は、ダイヤ改正を2022年3月12日に実施し、新富山口駅の開業に合わせ、朝および夕方以降に運転される3両編成の列車を4両編成に増車すると発表した。利用状況に合わせ、ワンマン運転の列車も増やすとのこと。

  • あいの風とやま鉄道で活躍する3両編成の413系

新富山口(しんとやまぐち)駅は富山~東富山間に開業予定の新駅。2面2線の相対式ホーム(ホーム長85m)で4両編成に対応し、地上駅舎と無人改札口(自動券売機、IC簡易改札機)を東西に設置した駅となる。乗降客数は1日約2,500人を見込んでいる。

今回のダイヤ改正では、朝および夕方以降に運転される一部列車を増車。朝の通勤・通学時間帯に運転される列車のうち、現行の富山駅6時22分発・泊駅7時11分着と、泊駅7時25分発・富山駅8時14分着の上下各1本を3両編成から4両編成に増車する。夕方以降は現行の富山駅18時8分発・金沢駅19時6分着、金沢駅19時37分発・富山駅20時42分発・泊駅21時27分着、泊駅21時38分発・富山駅22時28分着の3本(上り2本・下り1本)を3両編成から4両編成に増車する。

利用状況に合わせた列車のワンマン化は計6本(上り2本・下り4本)で実施。現行の泊駅8時30分発・富山駅9時15分着と富山駅9時39分発・泊駅10時29分着の列車は全区間、現行の糸魚川駅7時32分発・富山駅9時0分発・高岡駅9時17分着(ダイヤ改正後は泊発高岡行)と高岡駅9時48分発・富山駅10時8分着の列車は高岡~富山間でワンマン運転を行う。夜間は現行の富山駅22時26分発・糸魚川駅23時37分着の列車を富山発泊行に変更の上、全区間でワンマン運転。現行の金沢駅21時26分発・富山駅23時5分発・黒部駅23時35分着の列車は富山~黒部間でワンマン運転を行う。

  • あいの風とやま鉄道の521系。2両編成または4両編成で運転される

朝の時間帯にJR城端線から富山駅まで直通する列車のうち、現行の城端駅6時56分発・高岡駅8時6分発・富山駅8時30分着の列車は休日運休となっているが、ダイヤ改正後は土曜日も運転を取りやめ、土休日運休に変更。夜間に気動車を使用して運転される富山駅22時11分発・高岡駅22時33分着の列車も、ダイヤ改正後は土曜日の運転を取りやめ、土休日運休となる。

その他、午前に金沢~富山間を走る上下各1本に関して、利用の多い大型連休や休日などに編成両数を2両編成から4両編成に増車する予定。あいの風とやま鉄道からえちごトキめき鉄道(日本海ひすいライン)へ直通し、糸魚川方面へ運転される列車についても、一部見直しを予定している。