正月恒例のテレビ朝日系スポーツバラエティ特番『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』が、きょう2日(18:30~23:30)に5時間スペシャルで放送される。放送に先立ち、石橋貴明と木梨憲武がコメントを寄せた。

  • 左から石橋貴明、木梨憲武=テレビ朝日提供

今回で23回目となる同番組は、石橋が2021年10月に、木梨が2022年3月に還暦を迎えるという記念すべき回。東京オリンピックで銀メダルに輝いたバスケットボール女子日本代表チームを迎える番組史上初の「バスケットボール対決」では、高田真希選手、本橋菜子選手、三好南穂選手、長岡萌映子選手、馬瓜エブリン選手がチームとんねるずを圧倒する。「リアル野球BAN対決」では、石橋率いる「石橋ジャパン」が、「侍ジャパン」(千賀滉大選手、栗原陵矢選手〈ともに福岡ソフトバンクホークス〉、村上宗隆選手〈東京ヤクルトスワローズ〉、そしてパ・リーグ本塁打王に輝いた杉本裕太郎選手〈オリックス・バファローズ〉)と真剣勝負を繰り広げる。

毎年恒例の「ゴルフ対決」では、「チーム石橋(石橋、原英莉花プロ、西村優菜プロ)」VS「チーム木梨(木梨、渋野日向子プロ、小祝さくらプロ)」がガチバトル。「卓球対決」では、「とんねるずチーム」が卓球女子団体で銀メダルを獲得した石川佳純選手、卓球男子団体銅メダルの張本智和選手、卓球女子団体銀メダルの平野美宇選手と対戦する。

そして今回は「東京五輪&還暦記念特別企画 メダリストのスゴさを体感! ミニ対決」も。2002年に行ったイアン・ソープとの対決以来20年ぶりの開催となる「競泳対決」には、200メートル・400メートル・個人メドレーの金メダリストである大橋悠依選手が登場。木梨が数々のメダルを手にした元競泳選手・萩野公介とタッグを組んで勝負を挑む。「個人メドレー」のガチ対決のほか、ペットボトルを頭にのせて泳ぐ「ペットボトル背泳ぎ」など、遊び心満載のチャレンジにも注目だ。さらに木梨は「スポーツクライミング」で東京五輪では女子複合決勝で総合3位となり銅メダルを獲得したクライマー・野口啓代選手と対決。木梨の相棒となるのは、東京五輪で男子複合4位に入賞した楢﨑智亜選手。スペシャルリレー対決の行方とは。

とんねるずのコメントは以下の通り。

■石橋貴明

――還暦を迎えて挑んだ「リアル野球BAN」で「侍ジャパン」と戦った感想をお聞かせください。

前回の「リアル野球BAN」で、侍ジャパンと戦った時に、「次は一番いい色のメダルを獲って、リターンマッチをしましょう」と約束したんですが、本当に一番いい色のメダルを持って帰ってきてくれたので、今回も燃えましたね。意地と意地のぶつかり合いといいますか、「リアル野球BAN」史上最高の戦いになりました。還暦を迎えた“60”の年を飾るにふさわしいスタートになったと思います。実は60歳になる10月からジムに通って体を鍛えたので、下半身に粘りが出て、打球にひと伸びを加えることができました。そして、ずいぶん昔、「60歳になったら、やりたい」と冗談のように話していたことがあるのですが、まさか、それが現実になったんです(笑)!

「侍ジャパン」の皆さんは、やはりオリンピックという大舞台で最高の結果を残したので、さすがメダリストという自信を感じました。そして、パ・リーグ王者の4番打者・杉本選手も緊急参戦してくれました。4番バッターとしてパ・リーグのチャンピオンになり、そしてホームラン王になった強打者ですからね。全員、手ごわかったです。とはいえ、初出場組には厳しい洗礼を与えるのがこの「野球BAN」なので、クリ、千賀くん、杉本くんは「まだ世界は広いな」とかなりの厳しさを味わったと思いますよ(笑)。

「石橋ジャパン」のメンバー・原口(文仁)〈阪神タイガース〉は本当にマジメないいヤツで、毎回的確なアドバイスをしてくれる頼もしい存在です。今回も配球で手詰まりになった時に、たくさんいいアドバイスをしてくれました。2021年は阪神が2位と好調で、最終的にはヤクルトとゲーム差ゼロでしたからね。あと1勝という悔しさをバネに、2022年も頑張ってくれると思います。この「野球BAN」を皮切りに、いいスタートを切ってほしいですね。

――女子プロたちが集結した『ゴルフ対決』はいかがでしたか?

今、女子プロは若い世代が大活躍していますよね。今回出てくれた4人のプロも全員大きな夢をもっていて、「日本だけでなく、世界で勝負していくんだ!」という強い思いと、その目線の高さに感動しました。一緒にプレーしていても、そういう志の強さが伝わってきて、彼女たちの2022年は間違いなく素晴らしいシーズンになる、と感じましたね。今回、「浮島キャッチング」では変なループにハマッてしまって苦戦しましたが(笑)、「ゴルフ対決」も最後の最後まで、結果がわからない大変な戦いになりました。非常に楽しかったです。

■木梨憲武

――番組史上初の「バスケットボール対決」で、女子日本代表メンバーと戦っていかがでしたか?

とにかく、代表の皆さんがめちゃくちゃ明るい方たちばかりだったので、楽しくいいムードの中で対決できたと思います。おしゃべりも上手で、特にエブリンには驚かされました。どんな空気にも対応できる女子チーム、最高です! もちろん、プレーも見ごたえがありました。目の前で最高の技術を見せてもらって「3ポイントシュートってそんなに入るんだ……」と衝撃でしたね。なんせ、「チームとんねるず」の富樫勇樹くん〈千葉ジェッツ、東京五輪男子バスケ代表〉とシェーファー(アヴィ幸樹)〈シーホース三河、東京五輪男子バスケ代表〉が一番ビックリしていましたから(笑)。ベンチで対決を見ているだけで、あんなに盛り上がったのは久しぶりですね。なかなかあのクラスの方たちのプレーを間近で見ることがないので、迫力にやられましたし、単純にうれしかったです。女子日本代表との混合ルール対決もあったので、僕はサッカー経験者を集めて挑みました。そして、裏のMVPは我々チームの“最強の助っ人”だと思いますので(笑)、そこもお見逃しなく!

――女子プロたちが集結した「ゴルフ対決」はいかがでしたか?

小祝プロは初参戦だったのですが、古閑(美保)姉さんから「もっと声を張って!」と指導されながら(笑)、慣れないバラエティー収録に臨んでいました。また、小祝プロは「浮島キャッチング」で池に飛び込むタレントたちよりも、それを助けるダイバーの人たちが気になっていたみたいで。「ダイバーの人たちがいるんだ……」「『スポーツ王』はこうやって作られているんですね!」と感動していましたね。そういう彼女の初々しさも見どころだと思います。それと原プロは、収録時はなかなかツアーで勝てていない状況で悔しい思いを吐露していたのですが、そのすぐ後に「大王製紙エリエールレディスオープン」でみごとに優勝しましたからね!「スポーツ王」が放送される時に、泣いている原ちゃんの映像が差し込まれるんだろうな、と予想しています(笑)。

――「競泳」や「スポーツクライミング」など新しい競技に挑戦した感想もお聞かせください。

今回は、久しぶりに水に入ったり、石を登ったりしましたし、バスケという新しい競技にもチャレンジしています。 毎回思うんですが、これだけのトップアスリートが揃うと、何かしらのドラマが生まれるものです。今回ももちろん、さまざまなドラマが生まれましたので、楽しみにしていてください。そして、僕も10年ぶりくらいにサッカーのドリブルを披露しています。普段、ドリブルをする生活なんて送っていないので(笑)、多少つっかかりましたけど……ひとりでニヤニヤしながら“還暦間近の奮闘”をしましたので、そこも見てほしいです!