JR東日本は、ダイヤ改正を2022年3月12日に実施し、同社の新幹線で利用状況に合わせた輸送体系の見直しを行う。東北新幹線で一部列車が臨時列車化され、「はやぶさ」「こまち」および「やまびこ」「つばさ」で併結運転を取りやめる列車がある。

  • 東北新幹線「はやぶさ」「やまびこ」など一部列車が臨時列車に

東北新幹線では、東京駅発着で運転される現行の定期列車のうち、「はやぶさ」13本(下り6本・上り7本)、「やまびこ」16本(上下各8本)、「なすの」1本(下りのみ)を臨時列車化し、利用状況に合わせての運転に。秋田新幹線「こまち」も2本(上下各1本)を臨時列車とする。その他、夜間に郡山発東京行で運転される上り「なすの284号」が運転取りやめとなる。

現在、東北・北海道新幹線を直通する東京発新函館北斗行の下り「はやぶさ29・33号」はダイヤ改正で臨時列車化され、代わって「はやぶさ27・31号」(現在は東京発新青森行)の2本を東京発新函館北斗行として運転。現行の下り「はやぶさ105・109号」、上り「はやぶさ104・106号」はいずれも東京~盛岡間の運転(仙台~盛岡間は各駅に停車)だが、ダイヤ改正で臨時列車となるため、代わって東京発盛岡行の下り「やまびこ69・71号」、盛岡発東京行の上り「やまびこ52・54号」を設定。4本とも仙台~盛岡間の各駅に停車する。

現行の上り「はやぶさ・こまち6号」に関して、「はやぶさ6号」が臨時列車となるため、ダイヤ改正後は「こまち6号」として運転。現行の上り「はやぶさ・こまち40号」についても、「こまち40号」が臨時列車となるため、ダイヤ改正後は「はやぶさ40号」として運転される。

  • 東京~福島間で併結運転を行う「つばさ」「やまびこ」

ダイヤ改正で臨時列車となる「やまびこ」は、下りが「やまびこ129・135・137・139・141・143・153・159号」の8本、上りが「やまびこ128・132・136・138・140・146・148・158号」の8本。いずれも現在、山形新幹線「つばさ」と併結運転を行っており、ダイヤ改正後は「つばさ」単独での運転となる。なお、山形新幹線「つばさ」は3月のダイヤ改正で全車指定席に。あわせて山形・秋田新幹線で特急料金の改定も予定している。