コロナは12月24日、寒波が到来し、本格的な寒さを迎える今後に向け、「給湯器で冬に注意したいこと」を公開した。

凍結予防にやっておくことは?

  • 凍結予防のために、給湯器の電源プラグは抜かず、浴そう循環口から10㎝以上水を残すことも大事

同社によると、給湯器は冬になると凍結や積雪などで故障しやすくなるため、注意が必要という。そこで「凍結の予防」「凍結してしまった時」「積雪時」の3つの場面別に対応方法を解説した。

給湯器は凍結するおそれのある外気温になると、凍結を防ぐシステムが自動的に作用する構造となっている。例えば、外気温が凍結する可能性が高くなるほど下がると、外気温機器内の凍結予防の安全装置が自動的に作動する。そのため、凍結予防のためには、給湯器の電源プラグは抜かず、ブレーカーはOFFにしないようにすることが大事とのこと。

また、同様に凍結するおそれのある外気温になると、自動的に浴そう内の水を循環させて、ふろ配管の凍結予防を行う。そのため、浴そうの循環口より、10㎝以上水を残しておくことも有効だそう。

特に寒さが厳しいときは、リモコンの電源を切り、給湯栓から1分間に約400㏄ (太さ約5㎜)の水を流したままにするとよい。なお、給湯栓のレバーは最高温度側にすることもポイントとのこと。

  • 特に寒さが厳しいときは、ごく少量の水を出しっぱなしにする

もしも凍結してしまったら

もしも凍結してしまったら、気温の上昇により自然に解凍するまで待つようにする。避けたい方法は、早く解凍させようと、熱湯をかけること。熱湯をかけて氷を解かそうとすると、機器や配管が破損するおそれがある。

  • 早く解かそうと熱湯をかけるのは避ける

積雪時の注意点

積雪時には、給湯器の周囲も除雪しておくことも重要。雪で給気口・排気口が塞がれたり、給湯器の周囲が積雪すると、事故や故障、能力低下などの原因になる。

  • 積雪時には、給湯器の周囲も除雪

また、冬に限らず、使用する入浴剤の種類にも注意。温泉水、硫黄、酸、アルカリ、塩分を含んだ入浴剤は、給湯器が故障する原因になる。入浴剤のラベルに「風呂釜に影響を与えません」などの記載があっても、給湯器メーカーが使用を禁止していることもあるため、必ず給湯器の取扱説明書などで、使用できる入浴剤なのかを確認することが大事だそうだ。