コネヒトは12月27日、子育て中の母親を対象とした「給付金の活用方法に関する調査」の結果を発表した。調査日は2021年12月23日、調査対象は女性向けQ&Aアプリ「ママリ」登録ユーザー、有効回答は722人。
給付金の使い道、1位「ベビー・子ども用品」
子育て給付金の使い道を聞いたところ、半数以上の53.1%が「ベビー・子ども用品」と回答。理由としては、「子育て世帯に支給されるお金だから子供のことに使うべきと思う」など、給付金の目的を意識した回答が多かった。
2位は「貯蓄」(42.7%)。「今後、今の収入より落ちる可能性があるため」など不透明な未来へ備える回答が目立った一方、給付金全額を貯蓄すると答えた人は約1割にとどまった。
3位は「食費・生活費」(35.3%)。コロナ禍の長期化による家計への影響を和らげるために利用される傾向が高かった。また、世帯年収が低い世帯ほど「食費・生活費」に利用する傾向が高く、100万円以上150万円未満の世帯では66.7%、1,000万円以上では14.3%と、世帯年収により利用方法が大きく異なることがわかった。
子育て世帯が給付金の対象になっていることの妥当性を尋ねると、「妥当」は61.7%、「どちらでもない」は29.4%、「妥当ではない」は8.9%との結果に。「妥当ではない」と答えた理由としては、「子育て世帯ではなくとも他に生活に困窮している人はもっといると感じる」など、給付金の対象外となった世帯を気にする声が目立った。
また、子育て給付金の妥当性を世帯年収別にみると、世帯年収1,000万円以上の人のうち、3人に1人が「妥当ではない」と答えており、給付金対象者を育児層にとどめるべきではないという声や、世帯年収ではなく、世帯主年収で給付の有無が決まることへの不満などが寄せられた。