日本文化教育推進機構はこのほど、ブックオフグループホールディングスと共同で、全国の小学生を対象に「SDGsとキャリア教育」の融合プログラム「学校ブックオフ」プロジェクトを開始。現在、2022年度の実践校を募集している。

  • 「学校ブックオフ」査定体験オンライン授業

    「学校ブックオフ」査定体験オンライン授業

「学校ブックオフ」プロジェクトとは、ブックオフグループのリユース事業についてのカリキュラムを作成し、子どもたちに向けて授業を実施する、SDGsとキャリア教育とが融合したプログラム。ブックオフという身近にあるお店を題材にすることで社会・環境問題を自分事として捉えて考えやすい内容となっており、これまでに、全国の小学校60クラスが参加したという。

  • 「学校ブックオフ」店舗体験の様子/仮想通貨「ブッカ」を使って本を売り買いします

    「学校ブックオフ」店舗体験の様子/仮想通貨「ブッカ」を使って本を売り買いします

具体的には、子どもたち自身が「家にあるいらない本を買い取って値段を付けるとしたら」を考え、自力で査定した金額をオンラインでブックオフのスタッフに直接プレゼン。その後、スタッフが「査定方法」を伝授。そうしてマスターした査定手法をもとに、学校にブックオフを開店。「仕入れ」「広報」「営業」「経理」……、お店を開店するためにはどんな仕事が必要かを子どもたちがグループごとに企画し、オリジナルの「ブックオフの店舗」を学校にて展開していく。

  • 「学校ブックオフ」教材データ・ツール一式を提供

    「学校ブックオフ」教材データ・ツール一式を提供

なお、「査定体験」「学校ブックオフ」体験授業中には、オンライン授業を開きブックオフ店舗スタッフがアドバイスをしてくれるとのこと。また、GIGAスクール構想時代にぴったりの教材データ、指導案、ワークシート、学校ブックオフの時に使用する仮想通貨「ブッカ」、店舗のぼり制作用のロゴデータ、オリジナルTシャツなど、教材データ、ツール一式も提供されるほか、本が足りない場合は、ブックオフより寄贈することも可能とのこと。