JR西日本は17日、ダイヤ改正を2022年3月12日に実施すると発表した。京阪神エリアから各方面へ向かう特急列車のうち、「くろしお」「こうのとり」「きのさき」「はしだて」「まいづる」は全車指定席での運転となる。

  • 特急「くろしお」はダイヤ改正後、全車指定席での運転に

京阪神エリアの特急列車のうち、現在は特急「はまかぜ」や通勤特急「らくラクはりま」「びわこエクスプレス」において全車指定席で運転されている。来年3月のダイヤ改正で、全車指定席の特急列車を拡大。京都駅・新大阪駅から和歌山・白浜・新宮方面へ向かう特急「くろしお」をはじめ、新大阪駅から福知山・城崎温泉方面へ向かう特急「こうのとり」、京都駅から城崎温泉・天橋立・東舞鶴方面などへ向かう特急「きのさき」「はしだて」「まいづる」も全車指定席となる。

特急「くろしお」は朝の通勤時間帯に運転している「くろしお6号」(現在は海南発新大阪行で運転)の時刻を見直し、平日の時刻を現行の和歌山駅6時26分発・新大阪駅7時50分着から和歌山駅6時50分発・新大阪駅8時5分着に変更。特急「はるか」と合わせ、天王寺方面の特急列車をおおむね25分間隔の運転とする。特急「はるか」は、運転を取りやめていた朝通勤時間帯の「はるか7・10号」が運転再開。京阪神エリアの特急着席サービスがさらに便利になると説明している。

  • 特急「サンダーバード」は一部指定席を拡大

特急「サンダーバード」は大阪~金沢間において、9両編成または12両編成で運転される列車の7号車を現行の自由席から指定席に変更。特急「しらさぎ」は米原~金沢間において、9両編成で運転される列車の7号車を現行の自由席から指定席に変更する。いずれも自由席は5・6号車のみに。なお、6両編成の「しらさぎ」は変更なしとのこと。