auじぶん銀行は、全国の働く20~50代の女性500名を対象に「お金への意識と投資」に関する調査を11月8日~11月10日の期間実施。その結果を12月14日に発表した。
まず、コロナ禍でのお金に対する不安の高まりについて質問したところ、約7割の女性がお金への不安が高まった(「とても高まった」「まあ高まった」)と回答。
その理由として「突然収入が減ってしまう怖さを知った」(28歳・愛知県)、「人生何があるかわからないから、備えは必要だと思った」(37歳・大阪府)などの意見があった。
そこで将来のお金に不安がある人を対象に「その不安に対してやっていること、今後始めたいと思っていること」を尋ねると、「節約(69.8%)」「貯蓄(63.2%)」に多くの回答が集まった。
次いで「投資(27.8%)」は3人に1人が回答。節約や貯蓄といった、誰もがすぐに始められる手近な方法でお金への不安を解消するようだ。
また、今後始めたいと思っていること1位は「投資(20.1%)」。一方で、お金への不安はあるものの、「特になし(不安はあるが始めたいことはない)」という女性は4割近くいることが判明した。
そこで、投資についてさらに深堀りをして調査。投資をしているか聞いたところ、3人に1人が「現在している(35.0%)」と回答。「過去にしたことがある(9.4%)」人を含めると、約4割の女性に投資経験があることが分かった。
年代別で見ると、投資経験がある女性(「現在している」、「過去にしたことがある」)は、30代が47.2%と約半数で他の年代と比較すると最も多かった。
さらに、現在投資をしている女性を対象に具体的に何をしているか聞いたところ「株式(50.3%)」が最多に。次いで「投資信託(42.9%)」、「つみたてNISA(36.6%)」という結果となった。
年代別で比較すると20代の1位にランクインしたのは「つみたてNISA(64.1%)」だった。「つみたてNISA」は30代が38.5%、40代が17.9%、50代は26.7%と、20代の実施率と比較すると下回っていた。
また、50代では「投資信託」が60.0%なのに対し、20代では33.3%に留まる結果に。年代によって投資方法に特色があるようだ。
一方、現在投資をしていない人を対象にその理由を聞いたところ、「何から始めて良いか分からない(50.5%)」と約半数の人が感じていることが分かった。そのほか、「リスクがあるので怖い(46.8%)」、「十分な知識、経験がない(46.2%)」との意見も。投資に対してハードルを感じている人が多いようだ。