山陽電気鉄道は1日、本線の大塩駅にて2019年11月から進めていた橋上駅舎化工事と歩道橋整備の一部が完了し、12月11日から供用開始すると発表した。

  • 大塩駅北側のイメージ

この事業は、「鉄道駅総合改善事業(鉄道側事業の橋上駅舎整備と都市側事業の歩道橋整備を一体的に行い、駅機能の向上を図る事業)」として姫路市と協力して実施し、歩道橋整備については姫路市が事業主体となって進めている。

12月11日から橋上駅舎とエレベーター(上下ホーム各1基)・多機能トイレの供用を開始し、現在の駅舎と駅構内踏切は橋上駅舎の供用開始に合わせて使用を中止する。上りホーム延伸による特急の1両扉締切扱い(ドアカット)の解消は2022年3月頃を予定している。

  • 大塩駅南側のイメージ

  • 橋上駅舎・歩道橋平面図

歩道橋についてはエレベーター(南側1基)の供用を開始し、歩道橋北側エレベーターの供用開始は2022年3月頃を予定。駅前広場の供用開始は2022年夏頃を予定している。この事業の実施により、大塩駅の南北両側からのアクセスが可能となるほか、エレベーターや多機能トイレなどのバリアフリー施設の整備により、利便性が向上する。