オープンワークは11月18日、「辞めたけど良い会社ランキング2021」を発表した。同ランキングは、同社運営の「OpenWork」に「退職者」から投稿されたクチコミが10件以上ある企業4,691社について、「退職者からの評価が高い企業」を集計した。集計期間は2018年1月~2021年10月。

  • 退職者が選ぶ「辞めたけど良い会社ランキング2021」

    退職者が選ぶ「辞めたけど良い会社ランキング2021」

退職者が選ぶ「辞めたけど良い会社ランキング2021」の結果、「マッキンゼー・アンド・カンパニー」が1位に。「いずれ経営者になりたいと思っており、幅広い業界、分野の経験を短期間で積むことができることに魅力を感じた。幅広い業界、分野の経験を短期間で積むことができたことに関しては非常に満足」「国家公務員としてビジネススクールに留学。帰国して役人に戻るのはNOと考えた時に、将来のキャリアの可能性が最も広がる会社と思えたため」といった評価が寄せられた。

2位は「グーグル」。「最高の環境で働いてみたいと思ったから。働くひとのIQやEQも高く、世界をリードするような会社ではたらくことが自分の社会的な価値向上やスキルアップにもつながると考えたから」といった声が。

3位には「A.T.カーニー」がランクインし、「幅広く、様々な産業・企業における経営課題をキャリアの早期の段階で把握したかったから。また、コンサルタントの問題解決手法について体系的に学ぶ経験を得たかったから」といった声が寄せられた。

以下、4位「リクルートマネジメントソリューションズ」、5位「P&Gジャパン」、6位「スカイライト コンサルティング」、7位「サントリーホールディングス」、8位「特許庁」、9位「リクルートホールディングス」、10位「ゴールドマン・サックス証券」と続き、今回、トップ3は全て、トップ10を見ても半数が外資系企業という結果に。日系企業と比べ、人材の流動性が高いイメージのある外資系企業ですが、「入社理由」の社員クチコミを見ていくと、入社時のキャリアビジョンとして、自身の長期的なキャリアの通過点としてその企業を捉えている声が多く見られた。

また、官公庁から唯一上位にランクインした「特許庁」については、自身の専門性を発揮できるだけでなく、未経験であっても充実した研修によって専門性を身につけられる点や、審査官として7年以上勤務すると弁理士の資格を取得できる点などが評価に繋がっていることが、クチコミから読み取れた。