いったい何に使ってしまっているのか、何がいけないのか……。浪費しているつもりはないのに、なぜか一向に貯まらないお金。そんな現状をなんとか打破し、今度こそ、貯蓄を増やしたい! と考えている方へ。
今回は、ともみさん(@naniwanotomomi)の「貯金0から10年で2000万円貯金できた方法」を紹介します。
現在、ともみさんは、旦那様と4歳・8歳の息子さんとの4人暮らしの専業主婦。結婚当初は貯金「0」どころかローンを抱えていたというともみさんご夫妻ですが、なんと、10年で2000万円の貯蓄に成功!
その方法はというと……
① 収入と支出を書き出す
② 使途不明金をできるだけ減らす
③ 家計簿を毎月見直す
④ ライフプランを立てる
⑤ 時間を味方につける
⑥ 特別費を一覧にしておく
⑦ 夫婦で家計を相談する
この7つの柱を中心に、家計の収支を把握し、無駄な出費を抑えた結果、10年で2000万円。すぐにでも真似したいところですが、「家計管理が面倒」「節約が辛い」と挫折してしまいそうだと不安な人も多いのではないでしょうか。
どうすれば挫折することなく達成できるのか、その秘訣について、さらに詳しく聞いてみました。
―― 貯金を始めたきっかけは何だったのでしょうか?
ともみさん:慌ただしかった結婚式・新婚旅行が終わって、自分達の総資産を書き出してみたんです。今持っている貯金と奨学金などのローンを計算してみると貯金が0どころかマイナスでした。主人のお給料も預かって家計管理を任せてもらっていたので、貯金がないことが不安でとても焦りました。
そこでライフプラン表を作り、出産・車・マイホームの購入など、どのくらいの時期にいくらかかるかをおおまかに計算し、今からいくら貯金しておく必要があるかを考えたことがきっかけでした。
―― 貯蓄するにあたって意識している考え方・効果的な節約術を教えてください。
ともみさん:むやみにモノを増やさないことを意識しています。安いからという理由で必要のないモノや服を買わない。使わないものは定期的に整理するようにしています。いらないモノが増えれば保管場所が必要になり、広い部屋に引っ越さなければいけなくなり住居費が増える。不要な支出をカットして、固定費をいかに少なくできるかが効果的な節約術だと思います。
―― 逆に、やらない節約術はありますか?
ともみさん:自分が無理をしてストレスが溜まる節約はしません。安いからという理由で、時間と労力をかけて遠くのスーパーまで買い物したり何件も回ったりすること。ポイントの為にめったに使わないカードを増やすこと。食費を削って食べたいものをガマンすること。好きなこと本当にやりたいことをガマンすること。家族仲が悪くなるような節約の押しつけなど。
―― 節約が続かない人に向けてアドバイスなどがあれば、お願いします。
ともみさん:節約がツライのは、削り所を間違っているからだと思います。好きなことをガマンしたり毎日お金の事ばかりを考えるのはストレスが溜まるので、日々の生活にあまり影響のない固定費から見直すことをおススメします。家計簿が続かない人は、始めは細かな分類やつけ方にこだわらずハードルを下げて、入ったお金・使ったお金・引き落とされるお金などをすごく簡単でいいのでお金の流れを書いて見えるようにすることが大切だと思います。
レシートをもらうようにする、毎日財布を開けて使ったお金を記入しお財布を整理する。一か月経ったら集計して自分のお給料より多く使っていないか確認する。使いすぎていたら無駄使いだと思う支出に線を引き見直し。この繰り返しが習慣になるまで一か月・半年・一年ゆるく続けてみて下さい。慣れてきたら特別費などの支出もあらかじめ予測できるようになるので、年間の貯金目標が達成しやすくなってきます。頑張ってください。
「10年で2000万円すごい」「見習わねばです」といったコメントが寄せられた今回の貯蓄術。それぞれの家庭に合った目標額を設定して、新年からはじめてみてはいかがでしょうか。ぜひ、参考になさってくださいね。