パーソルキャリアは11月15日、「女性の仕事満足度ランキング」を発表。調査は8月19日~23日、転職サービス「doda」を利用する22歳~59歳の会社員1万5,000名(地域・年代・性別に合わせてウェイトバック実施)を対象にWEBで行われ、女性の回答を集計した。
「女性の仕事満足度ランキング」総合満足度1位は、「品質管理・品質保証・分析・評価(医療系)」だった。昨年のランキング圏外11位から大きく躍進し、「命を救う仕事をしていると実感できる」「コロナの影響で病院内でも不可欠な仕事になった」などの声も多く、社会貢献を感じられやすい仕事であることも、大きな満足感につながっていることがうかがえた。
続く2位は「研究(医療系)」で、昨年の12位から大きくランクアップ。「患者さまに喜んでもらえて、役に立つ仕事だと思える」「仕事は大変だが、やりがいのある内容で誇りを持てている」など、社会的意義を感じながら仕事に取り組めていることが高い満足度につながっているほか、コロナ禍で医療の必要性がこれまで以上に求められる中で、研究を通じて貢献したいと思う人が増えていることも考えられ、今回のランキングでは、4位「薬事」、11位「臨床開発関連」を含め、医療系専門職4つが上位20位にランクインした。
3位には、「経営企画・事業企画・営業企画・新規事業開発」がランクイン。指標別満足度「給与・待遇」で1位を獲得しており、「自分の企画が評価された」「自分の取り組みが実績につながり、今も続いている」など、自分の裁量で仕事ができて達成感につながっていることや、給与と待遇のバランスに満足しているという声が多く寄せられた。
以下、4位「薬事」、5位「人事」、6位「英文事務・通訳・翻訳」「秘書・受付」、8位「教育・スクール・研修・塾講師・専門学校など」、9位「テレマーケティング・カスタマーサポート・コールセンター」「店長」がトップ10にランクインした。
なお、今回の女性の職種別平均総合点は、60.1点。指標別の平均点は、「仕事内容」が64.1点(昨年64.1点)、「給与・待遇」が54.2点(同54.4点)、「労働時間(残業・休日など)」が69.8点(同69.8点)、「職場環境」が63.2点(同63.2点)と、いずれも昨年とほぼ同じ結果となった。