テレビ朝日系ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』第6話(18日21:00~)に、俳優の鈴木浩介演じる外科医・原守が登場する。
第1シリーズから『ドクターX』に寄り添ってきた人気キャラクターの原。第4話では盟友・加地秀樹(勝村政信)も「原、帰ってこないかなぁ」と漏らしていたが、鈴木本人が「想像を遥かに超えていました」という新設定で、待望の再登場を果たす。
これまで原は“患者の心に寄り添う医療”をモットーにする一方、組織にもしっかり寄り添ってきた。しかし前シリーズのラストで「東帝大学病院」をクビになってしまった後、一匹狼のフリーランス外科医となり中国で医療に従事していたことが判明。第6話では神原晶(岸部一徳)にスカウトされ、大門未知子(米倉)と同じく「神原名医紹介所」へ所属することに。原は今も変わらず御意社会に寄り添って生きる加地にも冷たく接し「これからはフリーランスの時代」と豪語。晶が原をVIP患者の執刀医として東帝大学病院に売り込んだことで、未知子の心にも物語にも思わぬ暗雲が立ち込める。
米倉は撮影現場に合流した鈴木に「浩介くんとは闇も含め(笑)、いろんな心模様を共有できるので、すごく支えてもらっているし、安心できる存在」と信頼を見せ、「今回改めてご一緒して気づいたんですけど、私は浩介くんの言葉の切り方や、アクセントの置き方が好きなんです。『原先生がいないと、こうはならないな!』という、まるでクミンのようにクセが強いけど、やみつきになる特殊なスパイスが浩介くんのお芝居にはあるんですよ! 勝村さんが劇中で発した『原、帰ってこないかなぁ』という言葉には、俳優としての気持ちも含まれていたんだろうな、と実感しました」と、久々の共演に心を躍らせた。
■鈴木浩介(原守 役)コメント
原守はこの10年、常に新鮮な気持ちで楽しく演じてきたキャラクター。第4話で勝村(政信)さんが「原、帰ってこないかなぁ」と言ってくれて、すごくありがたかったです。僕も早く帰ってきたかったです! 正直なところ、『ドクターX』の現場は2年ぶりなので、最初はペースがつかめず、演じながら迷うこともあったのですが、加地先生たちと居酒屋のシーンを撮影したときに「あ、こんな感じだったな」と。皆さんと10年かけて作ってきた空気感の中で、原を演じるときの感覚が戻ってきました。今回も皆さんのご期待に添えるよう、加地先生ともキャッキャやっています(笑)。そして……何と言っても、米倉(涼子)さんの「私、失敗しないので」を2年ぶりに聞けて、鳥肌が立ちました!
今回は原がどんな形で戻ってくるのか、僕自身も楽しみにしていました。大門先生と晶さんの“親子のような師弟関係”は僕の琴線に触れるようで、2人のシーンを見るたび泣いちゃうのですが、まさか原も2人がいる「名医紹介所」に所属することになるとは……! 想像を遥かに超えていました。
原が本当に変わってしまったのかどうか、判断は視聴者の皆さんに委ねたいと思いますが、実を言うと僕自身はまったく原の進化を求めていません(笑)。今回も“患者の心に寄り添う姿勢”を一途に守りながら、演じたいです。また今シリーズの第1話で、1人でオペをする大門先生を見て、とても切なくなったので、これからも原先生なりの距離感で大門先生に寄り添っていこう、と思います。そして、今シリーズではまだ会えていない海老名先生(遠藤憲一)ともぜひ再会したい! 加地先生と3人で、また居酒屋かどこかでわいわいやりたいです(笑)。