これを読んでくださっている方は、「メディテーション=瞑想」したことはあるだろうか。興味があっても、自分だけではなかなかやってみるきっかけがないもの。資生堂「SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STORE」(東京都中央区銀座)で体験してきた模様をお届けしたい。
資生堂「SHISEIDO」の旗艦店で"美がめざめる"体験
SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STOREは、資生堂が世界88の国と地域で展開しているグローバルプレステージブランド「SHISEIDO」の旗艦店。2020年7月にオープンし、今年1周年を迎えた。
こちらの地下1階では"美がめざめる"をコンセプトとし、日常から解放、リセットされ新たな美しさをチャージするセルフメディテーション体験「Inner Beauty Charge」(インナー・ビューティー・チャージ)を提供している。
階段で地下に降りると、ここが銀座であることを忘れてしまうような非日常へ。照明を落とした空間の中に光る4つのメディテーションカプセル「SOMADOME(ソマドーム)」が出迎えてくれる。まずは入り口で、館内共通して使用できるリストバンド「S CONNECT」を使って受付を。
続いてソファに座って、現在の心の状態を測定するヘッドセットと音声ガイドが流れるイヤフォンを装着。測定結果をもとにメディテーションのメニューを選択する。
メニューを拡充、全4コースにリニューアル
メニューは11月3日からリニューアル。「CALM(気持ちを落ち着かせて、心をクリアにしたい)」に加え、新たに「INSPIRE(集中力を養い、創造性を高めたい)」「ACTIVATE(疲れた心と身体をリフレッシュしたい)」「EMPOWER(より前向きに、自信をつけたい)」の3メニューが追加され全4コースになる。
どのメニューにしたらいいかわからない、迷ってしまうという人も大丈夫。心の状態の測定結果からおすすめのメニューも導き出してくれる。ちなみに筆者は測定結果から「ACTIVATE(疲れた心と身体をリフレッシュしたい)」をおすすめしてもらった(疲れているとは思っていなかったので意外なおすすめだった)。さらに音声ガイドで呼吸の方法など基本的なメディテーションのやり方のレクチャーもしてくれる。
いよいよSOMADOMEへ。ドーム内ではバイノーラルビート(左右で微妙に異なる周波数の音)によってメディテーション状態に導かれ、光が変化する空間でリラックスした気分に。SHISEIDOブランドを象徴する美容液「アルティミューン」のグリーンフローラルの香りとともに、音と光、シートの温感が五感に働きかけアシストしてくれる。
終了後は、体験中のメディテーションの状態をグラフで振り返り、リラックス度や集中度といった心の変化を確認。美のアドバイスももらえるほか、お土産として家でのリラックスタイムにぴったりのオリジナル茶葉もプレゼントされる。
慌ただしい生活の中で、外界からの情報を遮断できる機会はそうそうないもの。筆者の場合、スマホやPCをまったくさわらない、気にしない時間というだけでも貴重だった。カプセルの中に身を預け、思考を手放し、「吸ってー吐いてー」のガイドに合わせて呼吸。だんだんと自分のメディテーション状態が掴めてくる。くり返しトレーニングを積むことで、集中度やリラックス度をさらに高めることができそうだ。
「コロナ禍でストレスも多様化しています。解消法が見つからない人に体験していただきたいです」と資生堂SHISEIDO Global Brand Unitの平山友哉氏。
体験時間は30分(体験前後の準備時間等を除く)。料金は4,400円。サイトから希望の来店日時を選択して予約を。
気持ちを落ち着かせたい、リフレッシュしたい、刺激がほしい……そんなときは"美がめざめる"メディテーション体験をしてみてはいかがだろうか。
SHISEIDOは、資生堂の名を冠する唯一のブランド。最新のスキンケアやメイクアップがもたらす外面の美しさが自信と活力につながって、内面からもいきいきとした美しさを引き出し、美の循環を生むという考え方"ALIVE with Beauty"をブランドコンセプトとしている。
旗艦店では、最新のテクノロジーとヒューマンタッチを融合させた美の体験を提供。1階のコンセプトは"美と遊ぶ"で、今年7月に導入された非接触の新しい肌測定ツール「ビューティー・アライブ・サーキュレーションチェック(Beauty Alive Circulation Check)」をはじめ、スキンケアやメイクアップのデジタルテスターなどさまざまな製品と出会える仕掛けが用意されている。2階は、ビューティーコンサルタントがカウンセリングによって"美をつくりだす"フロアとなっている。