アジャイルウェアは10月28日、「プロジェクト管理についてのアンケート」の結果を発表した。調査は10月21日、プロジェクトマネージャー100名を対象にインターネットで行われた。

  • 仕事をする上で、ストレスを抱えていますか?

    仕事をする上で、ストレスを抱えていますか?

調査によると、「仕事にストレスを抱えている」プロジェクトマネージャーは84%。ストレスの要因を聞くと、「各部門の意思疎通がとれなく、日程が遅れること」「進捗スピードと納期」「部下のスキルにばらつきがあり、目線合わせに時間がかかる」「仕事に関する期待と重圧があり、日々苦労している」「ルールを守らないスタッフ」といった声があがった。

  • プロジェクトの失敗・炎上の主な原因

    プロジェクトの失敗・炎上の主な原因

続いて、失敗や炎上した「やばいプロジェクト」の経験について尋ねたところ、64%が「ある」と回答。また、プロジェクト開始前にやばいプロジェクトだとわかるかと尋ねると、「大体わかる」が39%、「多少わかる」が54%と、9割以上がスタート前からやばいと感じていることが明らかに。

プロジェクトの失敗・炎上の主な原因については、「正しく要件定義ができてない」(59%)や「要求者側でつくるものが決まっていないままスタートした」(58%)、「適切な要員を確保できない」(52%)が上位に並んだ。

  • プロジェクト管理で重要視してること

    プロジェクト管理で重要視してること

続いて、プロジェクト管理で重要視してることを尋ねたところ、「要求者とのコミュニケーション」(71%)、「開発者とのコミュニケーション」「進捗管理」(ともに60%)が上位に。また、プロジェクト進行で一番困ることとしては、「要求者側からの急な仕様変更」が最も多く66%。次いで、「開発側からの業務報告が不十分(進捗管理できない)」(41%)、「委託先・外注先のコントロールがきかない」(34%)と続いた。

最後に、プロジェクトマネージャーに最も必要なスキルを聞いたところ、「チームのマネジメントスキル」(67%)、「コミュニケーションスキル」(62%)、「問題解決スキル」「交渉スキル」(ともに47%)が上位に並んだ。