運営する「SUSURU TV.」のチャンネル登録者数が98万人を突破した、ラーメンYouTuberのパイオニア、SUSURUさん。
「毎日ラーメン健康生活」をテーマに日本中のラーメンを2100日以上すすり、各地の味を知り尽くしているSUSURUさんに、今年すすって美味しかった袋麺の厳選メニューを紹介してもらいました。
■本格はカテゴリーを超える! /『明星 中華三昧 赤坂璃宮 広東風醤油』明星食品
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中華街にある高級中華料理店の美味しさをしっかり再現
袋麺の中で、抜群のクオリティを誇る醤油ラーメンです。麺は、弾力とコシがしっかりしているノンフライ麺。スープは、XO醤とオイスターソースを使っていて香り豊か。高級中華料理店の美味しさが、しっかり再現されています。
具が入ってない袋麺の場合、野菜などを自分で用意して味を成り立たせることもあると思いますが、この1杯に関するSUSURU推しは、そのまますする。のせるとしても、ネギ少々のみ。麺とスープのクオリティが抜群に高いので、トッピング不要、そのままで十分に満足できます。この味が家庭で手軽に食べられるのは、この時代に生まれた我々の特権です。
明星 中華三昧シリーズには広東風醤油のほか、北京風香塩、四川風味噌、酸辣湯麺(スーラータンメン)などバリエーションがあり、どれも同様に美味しい。高級感のあるパッケージで値段も相応ですが、このクオリティなら納得! です。
■スープの完成度を見よ! /『日清爆裂豚道 強ニンニク醤油ラーメン』日清食品
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ニンニクがガツンとくる、その名の通り「強ニンニク」なスープの完成度に驚嘆
パンチのきいた名前で、パッケージも“ガッツリ系”を狙ってる感がビンビン。友人たちとキャンプに行くときに、思わずノリで買ってつくっちゃいました。
驚いたのは、スープの完成度! ニンニクがガツンときて、その名の通り「強ニンニク」。豚の旨みがしっかりあり、厚みのあるおいしさを実感しました。この風味は、別添えのきざみニンニクやおろしニンニクではなく、スープの中に旨みとしてしっかり入っている。スープづくりにこだわりのある、ラーメン好きがていねいに取り組んだ仕事です。
この力強いスープに合わせるため、麺は力強い極太。かためでスープと絡めてワシワシ食感を楽しむもよし、しっかり茹でてモチモチをすするもよし。お好みで食感が楽しめる麺です。
仕上げは本家のガッツリ系をイメージし、めちゃくちゃ豪華に盛り付けましょう。お薦めは、コンビニで売っているもやしとカット野菜を1袋ずつしっかり茹でて、チャーシューと一緒にバババン! とのせる。 2021年9月発売なので、注目度が次第にあがってくるとにらんでいる1杯です。
■旨辛スープが麺に染み込む/『辛ラーメン 袋麺』農心ジャパン
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とき卵を入れて一緒に煮て、玉子とじラーメンにするのがお薦め
辛ラーメンの特長は、つくり方が一般的な袋麺とは違い、麺とスープを一緒に煮込むところです。こうしてつくると麺に味が染み込み、とっても美味しくすすれます。
スープは粉末で、唐辛子っぽい刺激的な味。奥にしっかり旨みがあり、とても美味しいと思いながら、いつもすすっています。麺は中太麺で、口当たりがなめらか。辛いラーメンの好きな人が、ちょっとお腹が空いたとき、さっと食べるのにお薦めです。
アレンジもしやすく、SUSURU流のレシピは、ネギを麺の上に散らして真ん中に卵黄をポンとのせます。色味がよく、食欲をそそります。食べるときに卵黄を溶かすと、スープの辛さと混ざってまろやかになり、相性が抜群。とき卵を入れて一緒に煮て、玉子とじラーメンにするものお薦めです。スープでけっこう出汁が出るので、鍋物の締めにもいいですよ。
■袋麺をつくるときは、「美味しい!」と思うお店に寄せてみる
袋麺は、安くて手軽に美味しく自分流につくれるのが魅力。例えばスープをつくるときに、かつお節や昆布を少し刻んで入れてみる。すると、より出汁感が出て、美味しくなります。ふのりなど家にある乾物系を入れてみるのもいいと思います。
「野菜が少しほしいな」と思ったら、キャベツを切って醬油を少し入れて茹でる感じがSUSURU流。二郎系を意識するなら、キャベツともやしをガッツリ茹で上げ、ニンニクスライサーで刻んだ生ニンニクと、チャーシューのトッピングがお薦めです。
丼をお湯で温めておくことも、美味しさを引き立てる要素の1つ。以前はそんな真似はしませんでしたが、美味しいラーメン店に行くと、どこでも丼を温めていたので真似してみたところ、やっぱり美味しい。ですから自分が「美味しい! 」と思ったお店があれば、見た目やつくり方をしっかり目に焼き付けて、自分でつくるときの参考にしてみてください。
僕が袋麺を選ぶときは、パッケージがシンプルなものを選びがち。キャンプがなかったら、『日清爆裂豚道 強ニンニク醤油ラーメン』の美味しさには出会えませんでした。そう考えると、ときには自分の志向と逆の1杯を選んでみるのも、美味しい発見があって楽しいかも、と思っています。
